(2928)RIZAPグループ 成功体験を作る!若きオーナー社長が経営するRIZAPはどこまで成功するか?

もくじ

1.RIZAPとはどんな会社か?

2.瀬戸 建 社長

3.RIZAPのビジネスモデル

4.コロナ化におけるRIZAPの変化

5.主要指標からみるRIZAP

6.RIZAPの株主優待

7.RIZAPの今後とまとめ

1.RIZAPとはどんな会社か?

健康コーポレーションとして2003年に設立とまだ若い会社です。

RIZAPはパーソナルトレーニングジムのコマーシャルで有名ですが、元は健康食品を販売している会社でした。

ヒット商品を世に出しましたが、大企業が模倣商品を販売。

スケールメリットから、新興企業は大企業に対抗する事は到底できません。

しかし、RIZAPがヒットし復活します。

その後、「結果にコミット!」のノウハウを英語やゴルフなどのサービスに転嫁。

さらには、傾いた会社をM&Aで復活させるところまでコミットします。

残念ながら、短期間に多くの会社に対しコミットしたため、RIZAPグループ自体の経営が傾きます。

現在は自社の再建にコミット中です。

2.瀬戸 建 社長

RIZAPといえば瀬戸社長も有名です。

たびたび経済系の番組で目にしますね。

学生時代に自身の彼女をパーソナルトレーニングで痩せさせたという体験をビジネスに応用しています。

創業オーナーの会社の株価は暴騰する可能性が一般的に高いと言われています。

雇われオーナーと違いリスクを無駄に恐れませんし、なによりビジョンがしっかりしているため、情熱もことさらです。

以前、がっちりマンデーで読書家であり、読んで感銘を受けた事をすぐ実践しているとありました(書棚がマンガだらけだったのが、ちょっとひっかかりましたが)。

こういった事ができるのも創業者の特権といえるでしょう。

なにより、株式も26.95%も保有しています。

株価暴落による影響を最も受ける方です。

43歳とまだまだ若い事から、長期政権を有する事ができるためまだまだ復活に期待できそうです。

社長としては若く、情熱があるため、優秀な人を引き付ける力があります。

役員の中にはプロパーの社員ではなく、別の業界の方が多数を占めています。

3.RIZAPのビジネスモデル

RIZAOでは三つのビジネスを柱としています。

・美容・ヘルスケア

RIZAPを主とするパーソナルトレーニング事業。

短期間で痩せる事を目標としていますが、RIZAP終了後も利用してもらえるよう。

暗闇フィットネスや24時間営業のジムなどを運営。

また、シニア層をターゲットに健康増進を目的としたフィットネスジム。

美容としてはMRKホールディングスが婦人下着として補正下着などを販売。

・ライフスタイル

ゲームソフト・書籍販売・映像音楽レンタル(TSUTAYAなどの運営)

リサイクルショップ事業。

キッチン家具を販売する”ブルーノ”。

雑貨を販売するHAPINS。

・インベストメント

フィットネス・保育・介護事業を運営するSDエンターテイメント。

女性向けアパレル・ジュエリー販売事業を運営する夢展望。

*インベストメント事業については、いまいちやっている事とカテゴリーがあていないと感じます。

RIZAPを広告にいかに複数のビジネスをプラットフォーム化できるかが鍵と見ています。

4.コロナ化におけるRIZAPの変化

密室でのパーソナルジムはコロナ化にいては、避けられがちなビジネスモデルです。

そのため2020年から苦戦を強いられています。

しかし、創業オーナーの強みはこういった時にこそ発揮されます。

対面型をモニターなどを使って非対面型に変更。

TIKTOKやYOUTUBEなどに動画をアップし、今ままでになかった需要の創出。

AIなどを活用したサポートプログラムの作成。

どこまで受け入れ得られるかは未知数ではありますが、成功すれば店舗に行かずとも自宅でRIZAPが可能になり、店舗の賃料、トレーナーの削減が期待できます。

しいては、利用料を抑えることができるので、従来よりも敷居が低くなり利用者の増加も期待できます。

5.主要指標からみるRIZAP

売上

2019年までの売上の伸びが驚愕的ですが、これはM&Aを急拡大した影響です。

不採算企業を精算したため、2020年については減少しています。

主力事業でこれだけの伸びであれば飛びつきたいところではあるのですが。

ROE

良いときと、悪いときの差が激しいグラフになっています。

元々は稼ぐ力があった事がうかがえます。

一株益

ここ最近は赤字に転落していたのでなんの参考にもなりませんが、よかった時期は20円近くありましたので、無駄を排除し、復活してくれれば株価400円は期待できそうです。

BPS

急成長のための先行投資が響いているのか、あまり貯蓄型の会社ではありません。

銀行からお金を引っ張るために、今後の事業安定性を要求されているくらいですからね。

最近のニュースでは黒字に浮上し、人員整理などにより財務の健全性というてんでは光が見えてきているようです。

現在の株価は210円前後をつけているため、今後もこの調子で不採算を整理し、コロナ化における挑戦が功を奏しコスト削減がはかれれば、以前の1,545円には遠く及ばずとも株価の上昇が期待できそうです。

6.RIZAPの株主優待

意外にも株主優待を出しています。

保有株式数に応じてポイントが付与されます。

そのポイント数に応じた商品をカタログから選ぶことができます。

他のサイトにも書いてありますが、正直なところあまり魅力的な商品はありません。

最もコストパフォーマンスが高い優待商品といえば、RIZAPのプログラム利用サービスです。

200000ポイントで入会金(55,000円)と通常のコース料金(327,800円)が無料となります。

16,000株保有していれば、144,000ポイント貰えますので、2年保有すればこの特典を受ける事ができます。

約320万円資金が必要ですが、株価が激下がりした今であれば、以前に比べ割安で40万円程度の特典を取得できる最高のチャンスです。

恐らくこれ以上株価が下がるという状況は会社自体が立ち行かなくなるといった状態ですので、ここを逃したら当分割安で優待をゲットするチャンスはないでしょう。

7.RIZAPの今後とまとめ

会社の急成長を期待し過ぎ、大きな過ちを起こしてしまったRIZAPですが、ようやく黒字化し光が見えてきたところです。

複数の成功体験と人脈豊富なオーナー社長が経営する会社ですので、今後を期待せずにはいられません。

かたや、パーソナルジム業界も多くの企業が参入し、すでにレッドオーシャンになりつつあります。

健康コーポレーション時代の二の舞になってしまうのではという不安もよぎります。

若き大きな野望を抱く瀬戸社長がどこまで会社を発展させてくれるのか、まだまだ楽しみです。

*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。

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