環境ルールの転換点で光る中堅株──イボキンの事業と投資価値

世界的な流れとして欧州を中心とした環境への配慮という傾向がある。一方でこれらはビジネスの視点が強いと個人的には感じている。

経済は昔から欧州勢の意向が強く影響している。

彼らが降りになると新しいルールを作り、欧州のメーカーが設けるという構造だ。

しかしながら、これらは模倣や易い製造コストで作成が可能な中国を中心としたプレーヤーがゲームチェンジをするというのが大きな流れだ。

そこで、今回私が期待するのは、イボキンである。

なぜイボキンに注目するかというと、新しいルールによってできた大型構造物を解体する業者だからだ。ゲームチェンジの瞬間に光る企業であるといえよう。

それではそんな、イボキンを分析していこう。

事業内容

株式会社イボキンの事業は、資源循環型社会の実現を目指した多角的な展開が特徴です。以下の4つの主要事業を通じて、都市に眠る資源を再活用する取り組みを行っています。

1. 解体事業

・建築構造物の解体・撤去を行い、発生する瓦礫や金属類を再生資源として循環。

・自社で解体から処理・処分まで一貫して対応できる体制を整備。

2. 環境事業

・製造業や建設業から出る廃棄物や使用済み機械類を収集・選別・加工。

・再生資源として販売することで、環境保全と資源活用を両立。

3. 金属事業

・金属スクラップを自社工場で選別・加工し、鉄鋼メーカーへ出荷。

・100%リサイクルを達成する体制を構築。

4. 運輸事業

・約55台の車両を保有し、他事業の運搬業務を効率的にサポート。

・適切な車両選定と配車で物流の最適化を図る。

事業規模

業界中堅企業として特定の地域や分野で強みを持っているが、今後は需要の増加を見越し支店を拡げる傾向にある。

イボキンの強み

  1. 解体・環境・気の句・運輸の4事業を一貫して提供するワンストップサービス体制
  2. 業界中堅ながらも大型案件への対応力

・風力発電所やロケット発射台など、特殊で複雑な構造物の解体にも対応

株式主要指標 (2025年9月)

PER : 8.06倍

PBR : 0.97倍

EPS : 169.42円

BPS : 1,411円

ROE : 12.15%

自己資本比率: 71.5%

配当利回り:2.34% (年間配当32円)

配当性向: 20.3%

株式主要指標の考察

PERは8.06倍とまだまだ低めの印象。PBRも1倍を僅かではあるが切っており企業体力としてはまずまずである。

この中の数値で印象的になのはROEであり、日本企業の平均8%と比べると12%ととても優秀である。

配当は3%欲しいところ、2.34%と見劣りするが、配当性向が20%である事からまだまだ増配のよちがある。予想としては45円程度まではあげられるのではないだろうか?

現時点の株価と比較するとこれなら3%を超える水準

イボキンの将来性

脱炭素が進み、洋上風力発電やアンモニアなど炭素の含まない燃料の運用やソーラーパネルなど大型構造物がどんどん作られている。これらは決して永久的に使えるものではなく寿命がある。加えて昨今発生した道路の陥没や東京都の電柱廃止事業など、解体事業の需要が高まる。

株式投資は自己責任です。投資判断は慎重に行いましょう。

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