アイホン(6718)の株価を分析する~業界トップシェア 高配当銘柄~

もくじ

1.アイホンとはどのような会社か?

2.アイホンの業界シェアと海外販売

3.インターホンの進化

4.主要株価指標でみるアイホン

5.アイホンの将来展望とまとめ

1.アイホンとはどのような会社か?

日本ではどのご家庭にもあるといっていいであろうインターホンを販売している会社です。

ネットショッピングが普及したこの世の中、ホームセキュリティとしての必需品といえるでしょう!

私が以前住んでいたマンションでは正規の宅配業者にも関わらず、届け先の女性が襲われています。

(管理人さんが監視カメラの画像を確認し、宅配業者に通報したためこの件は解決していますが・・・。)

そんな時も録画機能付のアイホンがあれば犯人は御用です!!

商品としては、用途によってさまざまです。

1)戸建用 : インターホン、テレビドアホン

2)集合住宅(マンション) : インターホンシステム(オートロックタイプなど)

3)オフィス用 : インターホンシステム

4)病院・介護施設 : ナースコール

5)インターホンアプリ(家の前のベルを鳴らすと、携帯で通話ができる)

住宅用以外にもナースコールなども手掛けていますね。

以外にも応用して販売できるポテンシャルがありそうです。

2.アイホンの業界シェアと海外販売

国内シェア54.9%で、業界トップです。

残りの45.1%のほとんどはパナソニックとの事で、実質2強です。

ライバルは世界のパナソニックですので、強敵ですね。

海外シェアは特に記述は見つかりませんでしたが、北米・欧州を中心に攻勢をかけています。

販売拠点としてイギリス・フランス・シンガポール・オーストラリア・アメリカに会社を構えており、生産拠点は国内は勿論のこと、タイ・ベトナムにあります。

海外のインターホン事情ですが、映画などをみてインターホンで話しているシーンを見る事はありますか?

”ドン!ドン!”とドアをノックしているか、安い音のチャイムを鳴らしているイメージが一般的ではないでしょうか?

あるにはあるけど、そこまで普及していないようです。

しかしながら、昨今、銃乱射事件の多発や暴動に影響を受け、インターホンの需要は増えてきているようです。

3.インターホンの進化

アイホンは宅配ボックスや鍵メーカーと連携し協業することにより国内では売り込んでいるようです。

確かにこれらが連携してくれると便利ですね。

私も宅配ボックス、オートロックの付いているマンションに最近引越しましたが、再配達してもらう事がなくなり、尚且つセキュリティ面で安全性が高まったと満足しています。

インターホンを追加で設置する場合は配線の問題がありますが、最近ではアプリタイプやワイヤレスタイプのドアホンが開発されており、設置の手間を軽減させたり、どこでも対応できるという意味で利便性が向上しています。

これは個人的なアイディアですが・・・

① 警備会社との連携

*高付加価値商品

② 国と連携し、警察などとモニター情報を共有

*新規設置の際の補助金がメリット?

③ 体温検知機能をつける

*コロナ対策として重宝されるか?すでにありそうだが、オプションとしてあれば便利?

④ アプリ会社と連携する事により、アプリ会社は情報を取得、消費者はアイホンを無料で設置?

モニターから得られる情報を上手く活用すれば、今後、様々なビジネスチャンスが生まれそうです!!

4.主要株価指標でみるアイホン

売上

売り上げは右肩上がりです。

時価総額は380億円ですので、売上485億円と比べると過少評価されています。

ROE

ROEは標準以下ではありますが、まずまずといった感じです。

一株益

方向性はありませんね。どちらかというと横ばい?

ただし、現在の株価が2,100円ですのでPERも10倍付近と割安感があります。

BPS

BPSは右肩上がりでとてもよいです。

株価2,100円に対し、3,000円をつけていますのでこちらも優秀です

株価2,100円に対し、3,000円をつけていますのでこちらも優秀です。

有利子負債0円、自己資本比率83.9%と健全さも見られます。

自社持株会が株主の4.2%を占めており、第4位の大株主です。

配当を近年では78円出しており、配当利回り3.9%と高配当です。

アイホンの株価は1,500円から2,000円の間をずっと振れていますので、持株会はぴったりの銘柄です。

5.アイホンの将来展望とまとめ

先にも述べましたが、インターホンとしてのオリジナルの機能だけではなく、セキュリティ(自主防衛)に加え、付加価値をいかにつけていくかが海外で販売シェアをあげていくうえで重要になると考察します。

そういった意味では、家電の巨人パナソニックが一枚上手?となってくるかもしれません。

国内シェアだけでみると、まだまだ拮抗している感じですからね。

しかし、健全財務と老舗のブランド力も高く、高配当を継続していることから、今後の活躍を少し期待するととても魅力的な銘柄です。

チャートを見る限り、現時点の株価は上か?といった様相です。

買ってもよいのですが、1,500円の影が見えた!!と思うタイミングまで個人的には待ちたいですね。

*投資判断は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。

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