タマホームを買いたい理由
最近やたらと4歳の娘が「ナマホームに住みたいな。」
「ナマホームの大きいお家に住みたいね。」という。
ときたま口ずさむ歌を聴く限り、タマホームの事を言っているようだ。
住宅系銘柄と言えば、大和ハウス、杉友林業、東京建物、スターマイカ、旭化成などを紹介してきたが、タマホームはノーマークだったので娘の薦めに従い検証する事とした。
もくじ
1.株価
2.タマホームの強み
3.タマホームの今後を考える
1.株価
はじめにチャートを見ると右肩上がり。
すでに割高かと思うと、配当利回り4%超えではないか!
時価総額769億円に対し、売上は2,407億円と3倍差がついている。
ちょっと気になってきますね。
株価は2,700円に対し、EPS286、BPS993。
住宅、不動産系の会社は建売分譲などの先行投資が多く、有利子負債が高く、自己資本比率低めであるので、多少この辺は目をつむらないといけないが、稼ぐ力は強いようだ。
ROEもここ4年は20%超えと好調である。
2.タマホームの強み
住宅メーカーは多数あるが、タマホームが他のメーカーとは違うのはどういった点だろうか?
先日、私の家にもチラシが入っていたが物凄く安い。
1,000万強でそこそこ大きな家が建つ。
東京といえど、立地のこだわらなければ3,000万円ほどで100m3以上の土地はあるが、5000万円もかからずに立派な家を建てる事が出来てしまいます。
例えば、オープンハウスは東京に家を建てようがキャッチフレーズであるが、東京と言えば高いから買えないというイメージがあるが、全ての人にお手頃価格で家を提供するというサービスである。
ポイントとしては極小の普通なら売れないであろう土地を買い、建て方を工夫する事により、十分と思えるスペースを作り出す事に他社との差別化が図られている。
旭化成や積水ハウスは少し値がはるが強い家が特徴だ。
ダイワハウスや住友林業であれば高級木造住宅というイメージがある。
そろそろタマホームに戻るが、タマホームの創業者はアメリカに行った際に、日本の家は高すぎると感じ、高品質で適正価格の家を提供したいと考えたそうだ。
そこで、安くする仕組みはこうだ、
・中間業者をはさまない、施工の直接管理
私はヘーベルハウスの賃貸に住んでいる。とても気密性が高く、音が反響するほどの家だ。
見栄えもそれなりによい。
しかし、新築の賃貸住宅であるにも関わらず、床に穴が空いていたり、汚れた手で触ったのかそこかしこに手形。
ようはヘーベルハウスブランドのプラモデルを中間業者が建てているに過ぎないという事だ。
先日、フェンスのねじが一本ないというのを不動産業者に報告したら、10万円請求されたほどだ。
ネジ1本も提供できない商品なのである。
その点、タマホームは直接管理であるので、余計なコストがかからず、建築も通常4~7カ月かかるところ、2、3カ月で完成させてしまう。
早く完成させる事が出来るという事は沢山作る事ができるので、儲かる。
尚且つ、余計な人件費がかからないので安く提供できるのである。
・材料は森林組合・林業組合と直接つながり仕入
ここでも余計な中間業者を使っていないので、中間コストは発生しない。
・キッチン、バス、トイレなどを大量発注
住宅に欠かせない、且つ高額なのがキッチン、トイレ、バスである。
さすがに自社開発とはいかないが大量発注を行っているので、安く仕入れる事ができる。
以上の仕組みからタマホームは高品質な家を適正価格で販売している。
3.スキャンダルだらけ?
創業家が経営
設立は1998年と歴史が意外にも浅い。
ハッピーライフ♪ハッピーホーム♪タマホーム♪というコマーシャルは有名であり、私も幼少期から聞いていたのでとても意外である。
まだ、24年程の歴史である。
その程度の歴史で売上が2,000億円であることから、社長の敏腕さが容易に想像がつく。
創業家問題はいづれかは発生する問題であるが、初期の段階は創業者経営はとても心強い。
会長・社長の変わり目くらいまではじっくり保有したいところ。
しかし、エゴサーチをするとスキャンダルが多いのが気になるところ。
・コロナ対策でワクチンを打つと会社に出勤禁止
・役員御用達の夜のお店がある
・新入社員の女性社員を飲み会で膝に座らせ、電話に直ぐに出ないと死ねとメッセージを送る
・ハワイに社員旅行に行くが、自分だけ高級ホテル宿泊。
週刊文春に掲載されているぐらいなので、それなりの筋の情報であり信憑性があるのかもしれないがこれらが本当だとするとちょっと恐ろしいとも感じるが。
これらが事実かは不明であり、受け取る人側の取り方によっては強く誇張されるところもあるので、なんとも判断はできないが、火のないところに煙はたたないといった様に普通に運営していればこのような噂は立たないはずである。
少なからず昔ながらの風習が強い会社ともとれる。
だからこそ急成長しているのだろう。
3.タマホームの今後を考える
昨今、若者のなになに離れが良く叫ばれているが、彼らは産まれてすぐに、恵まれて育っている。
ある意味、恐怖という物を知らないので、主張をする事ができる。
自分が満足すればそれでよいのだ。
ただし、どうにもならないのはお金である。
お金を貰うという事は誰かの足りない何かを満たしてもらうという行動だ。
食料が欲しい人に食物を売る。
資金がない人のためにお金を貸す、投資する。
会社を発展させたい人のために、労力を出す。
立派な家を建てようと思えばお金がいる。
こういった時に立派な戸建が低価格で建てられるというサービスはとても魅力的に映る。
不動産価値が高騰している世の中、益々、タマホームの強みは協調されるであろう。
株式投資は事故責任です。余裕資金で十分に検討のうえ購入する事をおすすめします。