ALSOKの株価が割安なのでSECOMと比較して購入を検討する。
長嶋監督のセコム入っていますか?で有名なSECOM。
霊長類最強吉田沙保里さんのALSOL。
ふと気になって自宅から駅に行くまでの道のりで、どちらが多いか検証してみました。
比率で言うとその結果は!
7:3でSECOMに軍配!!
また、先週は韓国に出張に行きました。
街を歩くと、SECOMのシールが街の至る所に。
しかも、SECOMのシールがめちゃくちゃでかい!!
ここでもSECOMに軍配ですね。
だからSECOMに投資しようとならないのが投資の世界。
SECOMはやっぱり人気であり、今から買うにはちょっと高いです。
対してALSOKは割安です。
では両社の違いを比較してみましょう。
もくじ
1.ALSOKとSECOMの価格比較
2.サービスの品質
3.ALSOKとSECOMのすみわけ
4.海外進出
5.株価
6.結論
<1.ALSOKとSECOMの価格比較>
以下の料金表はALSOKとSECOKの戸建プランを比較した表です。
オンラインセキュリティシステム一式を購入した場合、ALSOKの方はSEKOMより設備を購入する費用が72,490円安く、月額費用も880円安いので断然ALSOKが安いという結果に。
但し、レンタルプランにすると初期費用が11,000円SEKOMの方が高い代わりに、月額費用は880円SEKOMの方が安いです。つまりは、このプランだと1年間以上使えばSEKOMの方がお得になります。
ALSOKのお買い上げプランを使用した場合、レンタルプランを選択する場合よりも割安となるのは5年以上使用した場合となります。
5年以上利用する:お買い上げプラン
5年以下の利用 :レンタルプラン
1年以下の利用 :レンタルプラン or ゼロスタートプランのALSOK
1年以上の利用 :レンタルプランのSEKOMに割安感
設備の質や内容がSEKOMとALSOKで違いますので、初期費用だけの比較だけでなく、内容にも注目する必要がありあそうです。
ただ、外国のように日本は治安が悪くはないので、ホームセキュリティに登録しておくという事が大事と思いますので、金額だけ比較するとALSOKの方が金額的には魅力的に感じます。
*マンションプランや法人向けのプランなど各種プランがありそれぞれについても料金設定が違います。
<2.サービスの品質>
SEKOMは契約件数No.1、緊急発進拠点数、サービス提供年数(60年)はいずれも業界No.1です。
先に料金表で比較した通り、ALSOKはSECOMと比べ安いというのが魅力的ですが、安いという事はどこかで利益を出すために費用を抑えなければいけません。
・人件費が安い?
→人材の確保が課題となる業態ですのでここは切り詰めるのは厳しいでしょう。
・設備投資を抑えている?
→ここは取り組みやすいので可能性は高そうです。
・少ない人数で管理できるシステムを構築?
→ここも工夫したいところです。質をおとすのではなく、効率的な監視・駆け付けがポイントです。
支店数に目をやるとSECOMは業界No.1である事からALSOKは少ないという事がわかります。
泥棒や強盗が侵入した場合、遠隔で攻撃するわけではなく、最後は人が駆け付ける必要があります。
支店数が多いという事は緊急時の移動距離が短くなるので駆け付けるスピードが速いと期待できます。
一方、拠点が多いという事はそれだけ人材の確保が必要となりますので、SECOMは人件費に
サービスとしては安心度は高いと言えそうです。
ALSOKは安い分、経費を削らないといけないので、警備員の持ち回りが大きくなってしまいます。
視点を変えると、それだけALSOKは効率よく支店を配置しているのかもしれません。
<3.ALSOKとSECOMすみわけ>
SECOMの創業者は酒問屋出身であり、独自の力で日本発のこのビジネスを思いつきます。
一方、ALSOKは後発であり、創業者は警察OBです。
SECOMは日本初のホームセキュリティを販売しているだけあり、国内シェアトップです。
一方、後発のALSOKについては警察OBのコネクションがあるのか政府案件などが得意なので、大きなイベント案件を受注し易い傾向にあるようです。
すみ分けは十分にできていると言えるでしょう。
経営という面ではイベントなどでがっつり稼ぐALSOKはイベント投資型、こつこつと会員数を稼ぎ確実な収益が期待できる、SECOMの方が長期投資には有利に見えます。
管理人はどちらかというと長期投資思考なのでSECOMが買いやすい時に買いたいです。
<4.海外進出>
この記事を書いた後に韓国に出張に行きましたが、そこでもSECOMのステッカーが見られました。
昨今、アジア圏は急発展を進めており、韓国についてはしっかりした国なので最初の例はあんまり関係ないですが、東南アジア圏では経済の発展と共に、貧富の差が問題となりますので、日本でいう中流層でも現地では豊な生活をしている人と見られてしまいます。
日系企業が相次いで、海外進出をしている現状、ホームセキュリティの日系警備会社の需要も確実に伸びてくるといえます。
芸能人などの海外移住がたまにニュースになるように、アジア圏の不動産市況も伸びていますからね。
<5.株価>
株価の山と谷は6,000円と4,000円付近を往復するような流れで一定といったところですが、オリンピック終了を受け、株価がぐっと下がっています。
ALSOKは大きな国際イベントの時にもたびたび話題になっています。
チャートの傾向としては割安な位置にいますね。これから株式分割をするというニュースも出ていますので、買いやすい値段となるため株価の上昇も期待されます。
出典:YAHOO!JAPAN ファイナンス
BPS : 3,110円
株価が約4,000円である事から、BPSについてはあまり魅力的ではないです。
PER : 15.77倍
こちらはやや割安感がまだ出ています。
PBR : 1.28倍
PBRは1倍を超えていますので、あまり魅力的ではありません。
EPS : 251.8円
EPSは良さそうですPERを借りに20倍とすると、5,000円は期待できそうです。
時価総額:4,050億 / 売上:5,120億円
時価総額<売上となっていれば割安ですが、こちらで見ても割安です。
やはり、5,000円付近をターゲットに保有したいですね。
次はSECOMのチャートです。
ALSOKと大まかには似たような動きですが緩やかな放物線から、直近はダブリュの字が見え急上昇しています。勢いがあるので短期ならちょっと手を出してもいいかなという雰囲気があります。
出典:YAHOO!JAPAN ファイナンス
BPS : 5,427円
PER : 23.86倍
PBR : 1.76倍
EPS : 401.33円
時価総額 : 2兆2,343億円 / 売上 : 1兆 1,000億円
ALSOKと比べるとどの数値も適正株価ないしは割高に見えます。
ただ、売上がALSOKに比べ2倍もある事から、力関係が分かります。
<6.結論>
両社とも国内市場だけ見れば海外からの新規参入の壁は高く、国内二強はゆるがないでしょう。
よって、潰れるリスクは極めて低いです。
遠い将来においてロボットによるセキュリティが発展すれば、業界に革命が起こり状況が一転する可能性はないとはいえないですが、現状を見る限りでは警備員ロボットは監視には向いていますが、暴漢と戦うという点ではアニメの世界に追いつくのはまだまだ先の未来でしょう。
よって、株価が下がり高配当の今はなかなかALSOKの株価は買いといえますし、SECOMもしっかり下がってくれれば余程の事がない限りとても魅力的な銘柄と言えるでしょう。
ただ、ネックとなってくるのは雇用の供給の問題です。
人の獲得競争が益々厳しくなってくるため、外国人警備員の雇用やこれと相互入替でアジアへの展開も期待されます。
欲を言うと益々SECOMが買いたくなりました。
*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に慎重に検討のうえ行いましょう。