(4497)ロコガイド~高収益銘柄2021年10月に統合でどうかわる?~
もくじ
1.ロコガイドのサービス
2.掲載店舗数No.1
3.主要株価指標でみるロコガイド
4.ロコガイドとくふうカンパニーの統合
1.ロコガイドのサービス
スーパーなどの小売店のチラシ広告を見る事ができるアプリを運営しています。
さらにチラシ広告意外に、ロコガイド独自の記事や利用者の口コミを読む事もできます。
新聞の購買数が減っているので、比例してスーパーのチラシ広告を目にする機会が減りましたね。
アプリで無料で広告を読む事ができ、住んでいる地域から離れた店舗の広告を読めるとなると消費者の利便性はアップします。
お店にとっても、新聞広告よりも多くのお客様に読んでもらえる可能性がアップします。
自治体と連携し、地域の店舗や施設のデジタルかを推進しています。
有料店舗数は30,739店舗に達しています。
2.掲載店舗数No.1
月間利用ユーザーは順調に増加し、1,613万人を達成。
多くのユーザーを抱えるロコガイドのアプリは掲載店舗数No.1。
56,000店舗以上の情報が掲載されています。
OK / CAINS / K’sデンキ / KOMERI / スギ薬局 / 西松屋など名だたる小売店が登録しています。
今後はスーパーやドラッグストアだけでなく、他の業種の広告の掲載も増えていくようです。
3.主要株価指標でみるロコガイド
*全て2020年3月のデータです。
2018年までは赤字でしたが、最近は軌道にのり好調です。
デジタル系の会社は会員数が一定ラインを超すまでは広告費がかさむのでしかたありませんね。
売上は142億円と立派な額をたたき出し、ROEは驚愕の53.1%です。
時価総額は現在214億円です。
一株益は軌道にのり31.5円、BPSは523.4円です。
株価は上場時8,000円まで上昇していましたが、現在じわりじわりと下げ2,190円です。
まだ、割高感がありますね。
4.ロコガイドとくふうカンパニーの統合
2021年10月に統合し、くふうカンパニーの子会社になるとのニュースがリリースされています。
どちらも穐田さんが手掛けている会社ですので、単純に軌道にのってドル箱になりそうなロコガイドをくふうカンパニーのプラットフォームにつけて相互作用を狙っているようですね。
ロコガイド1株につき、くふうカンパニー4株と交換となります。
くふうカンパニーの株価が538円であることから、丁度4株分くらいの株価で推移しています。
くふうカンパニーの時価総額は97億円であるのに対し、売上は45億円です。
あれ?時価総額は発行株式数 x 株価だから・・・?
時価総額での配分は、ロコガイド:くふうカンパニー=2:1だぞ?
時価総額で等価交換と考えるとくふうカンパニーの株を買った方が得ということ・・・?
余計な事をぐるぐる考えてしまいますね。
利益率の高いロコガイドの株主が赤字のくふうカンパニーとの統合に不安を感じて逃げているのに相似てくふうカンパニーに株価も下げている模様です。
ロコガイドの方が下げ幅が低いので、今回の統合で受けた衝撃はひどかったはずです。
・・・現在は落ち着いて、バランスよく下げてきているのでどちらから入っても良さそうですね。
9月に向けて、このまま下げ続けてくれると魅力的なディールになりそうです。
*最後に、投資は自己責任です。十分に注意して行って下さい。