旧村上ファンドがアークランズの株を大量保有

旧村上ファンドがアークランズ株を大量保有とニュースが入ってきました。

村上ファンドといえば資金が沢山あるのに、企業価値の明確な向上が見られない会社を積極的に保有し、株価を上げるべく物言うというスタイルですね。

企業にとっては配当や不動産などの金融資産の売却など、大きな変化を求められるので嫌われます。

経営者として、経済的余裕や安定収益を上げられ満足しているなか、変化を求められるのは辛い事です。

しかし、投資家にとっては保有株式の価値が直近は騰がるので喜ばしい事です。

ついては村上ファンドが保有した銘柄=株価が騰がるという構図となります。

さてアークランズの思い出といえば、10数年前に行った豚丼のお店が私の思い出です。

牛丼戦争から、豚丼で低価格競争を打破するべく、豚丼戦争が起こっていた時に、アークランズも出店していました。

テレビでも取り上げられていたので、投資対象となるか検証も含めて食べに行きました。

その時の私の評価は、お店の店員が無愛想、とにかく不衛生、豚丼はご飯に焼いた豚が乗せられソースがのっているだけ。こんなの自分で作れるうえに値段もそんなに安くなかったので、二度と行きたくない=投資対象外の烙印を押した銘柄です。

一方、かつやはちゃんとしていたので、何かしらの反省と改善があったのかもしれません。

今回の大量保有のニュースを見て、改めて見てみると、

株価:1,645円

PBR : 0.64倍

EPS : 345円

PER : 4.77倍

BPS : 2,559円

配当利回り:2.43%

時価総額:680億円

売上:3,570億円

PERが20倍を適正とすると4倍

BPSと株価の比較でも2倍

売上と時価総額で比較しても5倍

最低でも2,000円半ばまではあげそうな雰囲気があります。

売上がここ2年で物凄い勢いで伸びており、自己資本比率もここ2年で急激に下降しています。

何が起こったのだろうと見てみると、企業規模がアークランズよりも大きい、ビバホームというしホームセンター事業を買収しています。

大きな会社を買ったので売上増大。

この取得に際し、自社株で賄ったため自己資本比率が下がっています。

飲食事業のイメージがあったのになぜと思うと、意外にもホームセンタームサシを運営しており、ホームセンター事業は現在業界再編の真っただ中ですが、この買収でアークランズは業界第6位の位置にいます。

カインズ、ビバホームあたりはとても楽しいホームセンターですので、とてもよい買い物といえるでしょう。

加えて、自前のペット事業や大規模なホームセンターの土地を活用したテナント事業など幅広く展開でしており、シナジー効果が期待されます。

かつやを代表する飲食事業についても、東京純豆腐も運営しており、私はあまり見た事ないですが様々な飲食店を経営しています。

知らぬ間に面白い会社になっていますね。

以前は株主優待があったようですが、現在は廃止。

割安な割に株主配当が少ない事から、今後の企業成長性と株主配当の上昇余地を考えると、株価はやはり上がりそうです。

ファンドの大量保有初期はやはり買いでしょうか。

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