2024年NISA投資枠拡大で投資を始めるべきか?
2024年からNISAの投資枠が拡大されました。
一方でバブル後依頼の高値と言われる日経平均。
為替も150円をつけており、内需株には不利な状況。
NISAの枠は外国株式に流れていると言われており、この影響により円安の一因にどといったニュースも流れています。
外国株式を購入するには、その国の通貨を買う必要があるため、円でドルを買うため、円安に誘導されます。
一方で世界一の投資家ウォーレン・バフェットは日本株を購入している要因として円安という環境が上げられます。
我々日本人と違い、海外投資家は円を買うため、従来よりも多くの円を買う事ができます。
仮に円が120円が正常だとすると、その時点で20%オフで日本の会社の株式を購入する事ができます。
つまり、日本人にとっては投資環境として厳しい状況でNISAを始める事は得策なのか?とかんがえてしまいます。
<NISAのメリット>
株主配当+売却利益が免税
通常であれば20%の税金がかかりますがこれらがかかりません。
仮に240万円分の株式を買い、その配当が3%とすると、7.2万円の配当となりますが、税引き後は5.7万円が口座に振り込まれます。
折角リスクを背負って購入したのに、税金で1.5万円も持っていかれるなんておかしいですがNISAなら免除です。
<NISAのデメリット>
売ってしまうと、その年の投資枠分は使えない。
折角株価が上昇しても、投資枠分以上には買えないので、追加投資に限度があります。
つまりは株価が少し上がったからといって、売却してしまうとNISAでの投資機会がなくなります。
メンタル的にはどうでしょうか?
1年に限られた回数しか投資できないので、大きく利益を上げたいと考えるはずであり、判断機会を逸します。
株価が下がった場合はどうでしょう?
損切りしたが最後、NISA枠はなくなります。
メリットを最大限発揮するには長期で持つ事となりますので、投資判断を狂わせる要素となります。
投資タイミングに大きく影響を受ける。
短期投資であれば、誤った判断をすればすぐに売却し、反省点を活かし新たな投資対象を見つければよいですが、誤ったタイミングで投資した場合において、長期目線で購入している事からその判断の変更が難しいです。
<NISAに適した銘柄とは?>
よくニュースで流れているのは海外株のIndex投資です。
平均を買うというものです。
先に述べた世界一の投資家ウォーレン・バフェットも分からない人はIndex投資をおすすめと言っています。
とても的を得た発言ではあると思いますが、常に上がり続けないのが株式市場です。
加えて、ひと昔前ならそれで平均以上の利益が出ていたかもしれませんが、いまや投資信託の商品としてIndex ファンドがあちこちに踊っています。
こういった状況は投資チャンスかというと、とてもリスクは高いと感じます。
新たにお金を突っ込む人がいるから騰がる、騰がるから買う人がいるという構図ですが、投資が一巡したらどうでしょう?
証券会社は横ばいになったのでそろそろ下落などネガティブキャンペーンを始めるはずです。
散々売ってきたのは自分達なのに・・・。
彼らも売りたい商品を売っているだけで、売りたい商品がいい商品とは限らないのです。
私の個人的な意見としては現状株価が大きく下げており、5年、10年を見越して伸びてきそうなサービスを売る会社に投資すべきだと考えます。
基本はNISA推奨は長期保有銘柄です。
安定的に利益を出し、配当をしっかりだし、100年続く会社を購入したいです。
大きく儲ける事を考えないのら株主優待を出している、あなたの好きな会社も有力な候補でしょう。
今は株価が騰がってしまいましたが、リカちゃん人形をくれるタカラトミー、スポーツをする人であればアシックスは割引券をくれます。
サイゼリヤは食事券をくれます。
好きな会社から一年に一回、商品が届くと日々の生活がわくわくします。
企業情報を研究するきっかけにもなりますし、商品のトレンドにも敏感なはずです。
とっかかりとしてはとてもおすすめです。
逆に企業体力が怪しく赤字垂れ流しだけど、将来性があるという会社はNISAには不向きです。
かくい私は少額NISAの際は投資判断が鈍るといってNISAはやっておらず、今年こそは挑戦したいと考えていますが、いまいち腰が重いです。
もっと、大きなビジョンを持って海外投資ではなく日本株投資に興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
*株式投資は自己責任です。投資判断は慎重に行いましょう。