ミルボン(4919)~サロン専用に特化したヘア化粧品の総合メーカー 好財務で海外でも攻める~
もくじ
1.ミルボンに今回注目した理由
2.ミルボンの事業
3.ミルボンの特徴
4.世界に飛躍するミルボン
5.主要株価指標にみるミルボン
6.ミルボンの将来展望とまとめ
私がここ2年くらい通っている美容室では、パーマをかける際ホームケア用のヘアオイルトリートメントがついたトリートメントコースを毎回担当美容師の方に薦められます。
売り込みの理由としては、良い製品というのは勿論ですが、美容室専売品であり、おまけのトリートメントオイル欲しさにトリートメントコースを選ぶお客さんもいるとの事でした。
つい最近のニュースでは、サロン専売商品にも関わらず、ネット通販で転売し捕まった美容師さんもいるとの事です。
転売したくなるくらい価値のある商品とはすごいです!!
お金の匂いがプンプンしているので株価を調べると・・・。
チャートは急上昇Σ(・□・;)
もっと早くパーマをかけるべきでした・・・。
商材の選択と集中を行い、その結果”業務用のヘア化粧品の総合メーカー”となっています。
選択と集中を行う事により、研究開発費を抑制し、最小のコストで最高の商品を作り上げます。
美容室で使われる、プロ用のヘアケア、染毛剤、化粧品を開発・製造しています。
プロ用の商品を開発し、サロンでしか買えないので商品の営業マンは美容師の方々です。
プロが認めた物を、プロが実演しながら販売してくれるので、本物志向のお客さんは買っちゃいますね。
私も毎回髪を切る際に、「髪が乾燥している。」をしつこく言われ悔しかったので買ってしまいました。
いい商品であればドラッグストアでも買えるようにしてくれよ!と感じますが・・・
そうすると美容室はミルボンの商品を取り扱うメリットがなくなります。
ミルボンにとっては伝道師がいなくなってしまうので痛手ですね。
また、美容室のみでの取り扱いをすることにより、ブランドイメージが高まり、価格競争で優位に立つことができます。
サロンに寄りそうをスローガンに、milbon IDといった会員サイトがありますが、
こちらは2020年末から2021年6月末の間で、1,300店舗から2,000店舗に登録サロンが増加しています。
ものすごい数字です。
会員向けにミルボン商品の使い方をレクチャーしたりと、色々なサービスが受けられるそうです。
売上のうち16.54%が海外に占める割合です。
テレビのコマーシャルを見ると海外サロンの商品といったイメージを売っている事が多いように感じますが、日本のブランドが海外で戦っているなんて誇らしいですね。
アメリカ、中国、韓国が主戦場ですが、トルコ、タイ、シンガポール、フィリピン、ドイツなど多くの国々で商品を販売しています。
日本ならではの細かいこだわりのある商品は少し高めのサロンで受ける事は間違いなしでしょう。
まだまだ、上昇の余地は十分にあると想像できます。
売上
直近の売上はコロナの影響で、美容院が思うように営業できていないため下がっています。
それ以前はゆるやかに上がっていますね。
オンラインで売れないデメリットがもろに出てしまいましたね。
といいつつも株価が下がっていないか見ると、ほぼ影響受けていません。
時価総額2,248億円であり、過熱感ははんぱないです。
ROE
とても優秀な数値をたたきだしています。
ブランド力による強気の価格設定が効いていますね!!
一株益
直近に目をつむれば右肩上がりです。
140円としてPER20倍と仮定すると、2,800円の株価になるので、6,000円をつけた現在の株価は割高です。
BPS
きれいな右肩上がりですが、株価6,000円Overをかんがみると低い数字です。
有利子負債0円、自己資本比率85.4%と強い財務のそこ力がうかがえます。
ヘア化粧品は消耗品であるので、何度も購入するため常に高い需要があります。
また、他のメーカーの商品とはっきり差別化できていて、トップブランドの地位を確保しています。
海外のシェアも今後拡大の余地が多いにあるため、会社が大きくなっていく事も十分に期待できます。
主要指標もどれも見る限り素晴らしい数値を出しています。
投資対象としては最良と感じますが・・・すでに株価が急上昇しているので、これから参加するのはちょっと勇気がいりますね。
*株式投資は自己責任です、投資判断は十分に注意して行って下さい。