監督が変わる事に伴う変化
私の始めてのJリーグ観戦を先輩と二人で言った。
手元の後援会チケット3枚は残り1枚。
最初の観戦で失望を覚えて、足が遠のき早2カ月。
川崎フロンターレはというとガチガチの守備で勝ち点をコツコツ拾うのが精いっぱい。
普通であれば残留争いコースである。
一方、私の目は肥えてきている。
なにしろサッカー観戦本を毎日読み漁りリーガエスパニューラを毎日1試合ペースで見ているのだから。
なかでも西部謙司さんのサッカー観戦術という本が秀逸であった。
楽天アフィリエイトで見つけられなかったので、別の本をはっつけておきます。
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体の大きな選手と小さな選手でボールを置く位置が違う。
ドリブルが上手くても早くなければ怖くない。
テレビに移されていない部分の選手の動き。
観戦ポイントをおさえ日々観戦する事は有意義である。
また、私はレアル・マドリードを見ていたが、アンチェロッティ監督とモウリニーニョ監督の変遷を見る事によって、監督の変化によりチームの変容を知る事ができた。
勿論、両監督の解説本を読んだ。
この時期に一番好きだった選手はディ・マリアだ。
彼のプレーはいつもアイディアに溢れており、ボールを持つとわくわくする。
話を初めに戻そう、2カ月のJリーグ休養期間を得て、私がスタジアムに復帰した理由。
それは風間八宏監督の存在だ。
結果が残せないフロンターレはシーズン途中で風間監督に指揮を託したのだ。
監督が代わってどう変わるのか、最後の1枚のチケットの命運を託した。
これでつまらない試合であれば、私は一生Jリーグを見る事はなかっただろう。
それぐらい私はケチだ。
前回はひたすら自陣にこもり、ボールを持った時には攻め込む枚数がなく、サポーターからヤジが飛んでいたフロンターレ。
試合が始まるとサンフレッチェ広島相手に攻め続け、最後まで得点を目指し、スコアは1-4で負けたがチームのコンセプトが伝わる試合であった。
弱いチームであれば普通応援する気は起きない筈であるが、なぜかワクワクすると共に監督の交代でこれだけの化学反応が起こるのだと興奮し、このチームがどうなるか見続けたいと感じた。
後から考えてもこの試合がなければ私が10年以上Jリーグを観る事はなかったであろう。
Jリーグは今や各都道府県にチームが存在し、地域密着がコンセプトである。
あなたの地元の地域に是非とも目を向けて欲しい。
正直、どうにもならないぐらいの位置にいるかもしれないが、選手達は頑張っている。
あなたのちょっとした気持ちやスタジアムに落としたちょっとのお金が選手の人生を変えているかもしれない。
サッカーの1勝の重みは違う。
少なくともホームアドバンテージという言葉がある通り、選手の背中を押し、僅かかもしれないが勝敗を左右している。
一部、応援が荒く得失点が激しいチームもある事は間違いないが。
その中でも川崎フロンターレのサポーターは暖かいという事でも有名だ。
数年前まではその暖かい事が揶揄されていた時期も続いていたが、いかなる時も選手を信じ応援する気持ちは結果を見ると叶ったといえるし、現代のサッカービジネスの模範となっている。
少なくとも仮に応援しているアイドルのパフォーマンスが低い場合に野次が飛ぶ事があるだろうか?
頑張って続けてといった応援が本当のファンなら飛び交うのではなかろうか?
川崎フロンターレはそんなチームである。