こどもと絵本 おすすめNo.8″ふしぎな ボジャビのき”
お兄ちゃん(4歳)もそろそろ絵本の時間にも慣れてきてくれ、絵本の時間を楽しみにしてくれているようです。
先日、図書館の本なのに乱暴に扱うので、我が家では絵本を触れるのはパパだけと決めました。
今まで自由に触っていたのが、絵本に触れられる時間が制限されたため、大事に聞くようになりました。
この絵本を選んだ理由
・今回は最後のお兄ちゃんが選んだシリーズです。
・ライオンとヘビの絵に興味をそそられたようです。
・お兄ちゃんは海外作家の綺麗な絵が好きみたいです・・・。
・文字数多めなので、少し躊躇しました。こども達の集中力が心配です。
・挿絵もカラフルで動物が沢山かかれていて楽しそうです。
あらすじ
雨が降らず、大地が乾ききり、作物が育たないアフリカ。
動物達がお腹ペコペコのところ、美味しそうな赤い実が沢山ついた木を見つけます。
しかし、その気にはカラフルなヘビが巻き付き実を守っています。
ゾウがヘビにお願いすると、木の名前を言えたら実を食べさしてくれるとのこと。
動物達は誰も木の名前なんて知りません。
だだし、動物達の王様ならしっているはず。
足の速いシマウマ、頭の良いサル、しっかりもののゾウがそれぞれ王様に木の名前を聞きに行きますが・・・。
帰ってくる頃には不思議な木の名前”ボジャビ”を忘れてしまうのです。
何度も同じ事を聞かれライオンはいらいら。
そこで、カメがもう一度聞きに行くと名乗りでます。
こども達の反応
まずはカラフルな絵に興味津々!
サルさんどこ?キリンさんもいるね!カメさんはどこ?と探していました。
シマウマさんがライオンに木の名前ボジャビを教えてもらい帰ってきたところで、
お兄ちゃんに木の名前を尋ねると覚えていません。
サルさん、ゾウさんの時も同様に覚えていないあたりが面白いです。
最後はカメさんの知恵を真似してお兄ちゃんも寝る頃にはボジャビが言えるようになりました。
この絵本の評価
あくまで個人の感想です。
最高点は5点として評価。
文章:4点
長い文章の割にリズム感があり楽しく読めます。
文章量は意外にも絵のボリュームとマッチしていた、こどもを退屈させません。
ただし、セリフの部分の切れ目が読みづらくつっかえやすかったので1点減点としています。
挿絵:4点
とてもカラフルで無駄な表現がなく、ストーリーが入ってきやすい絵となっています。
ただし、少し色合いや絵のタッチにこどもが混乱しているところもあったので1点減点とします。
ストーリー:5点
動物らしさがでており、ほのぼのとしていて楽しいストーリーです。
最後は一工夫してカメさんが木の名前を覚えるあたりも、脳を刺激してくれそうです。
やはり、シンプルが一番ですね。
読みやすさ:3点
こどもとかけあいをしていると、どこを読んでいたか分かりづらいです。
後は、リズム良く読むテクニックが必要と感じました。
総合評価:4点
この作品も十分に5点出してもよい作品と感じます。
とても読んでいて楽しく、ストレスも感じにくかったです。