TOTO高額当選の参考書”サッカー店長の戦術入門”
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おいでやす京都というチームが天皇杯で旋風を巻き起こしたのは記憶に新しい。
その中でも私の心に残ったのは戦術担当のコメントと経歴だった。
戦術担当の経歴にはサッカー選手という経歴はなく、サッカーおたくという経歴が掲載されていたからだ。
モウリーニョという監督はサッカーファンなら有名であろう。
プロサッカーの経歴はなく通訳としてチームに参加していたところから、銀河系と言われるレアルマドリードの監督に昇りつめた人だ。
サッカーチームの監督がサッカー選手である必要はない事はこの事からも証明されている。
本書はおいでやす京都の戦術チームに参画する、まさにサッカー選手の経験がない戦術家が書いた書籍である。
話を元に戻そう。
おいでやす京都はJリーグのチームと対戦し見事ジャイアントキリングを達成した。
選手達は著者が今日の試合は勝とうと発言した際、笑ったらしい。
しかし、著者は10回Jリーグのチームにやって10回勝つ事はできないが、1回だけなら勝つことは可能と信じていた。
そもそも、Jリーグのチームはおいでやす京都のデータはないのであるから、アドバンテージは十分にあるのだから。
本書はヨーロッパのクラブを中心に監督達の哲学を事細かに説明しており、従来フォーメーションだらけの専門書はわかりにくいものが多かったがゴールする過程を逆算して説明し、哲学と哲学とのぶつかり合いで比較してくれてるあたりも、にくい演出となっている。
おかげでTOTOの予想にも応用ができると感じる。
これからサッカーを観戦するのが楽しみとなる本である。