株式投資のはじめ方

2024年にはNISAの上限がアップします。

日本はウクライナ・ロシア戦争や、コロナ後の中国の出遅れ、アメリカのインフレ対策による円安の影響などからの日本株の出遅れ感など、株式投資としてはまだまだこれからという声とリセッションが起こるといった意見に分かれています。

これから株を始めようという方にとっては、現状の日経平均は参加していいものか迷いが出る所です。

しかし、チャンスを待って、いつかは始めようと考えていると、永遠にチャンスを逃してしまうというのが人の心理です。

個人的な意見としてはチャンスが来た時に間違いのない判断ができるように、今からコツコツトレーニングを積む事が重要と考えます。

1.長期投資か短期投資か?

a) 長期投資はとにかく長期間保有し、株主配当や株主優待を楽しみながら、株価が上昇するのを待つスタイルです。

長期投資は優良銘柄を保有するため、仮に株価が下がっても、いずれは上がってくるのでとにかく地道に待ちます。

但し、保有期間が長い割に利益が少ない可能性もあります。

b) 短期投資は買った株を当日に売る、若しくは数日中に売るという投資スタイルです。

仮に100万円を自己資金としている場合、100万円分購入すると、その間は次の投資はできないため、株価が下がってしまった場合などは損切りするルールを決めておく事も重要です。

大事なのは損を小さく抑え、トータルで利益を出す事です。

上記、二つのパターンの内、どちらがあっているかを見極め、自分にあった参考書を見つけましょう。

おすすめとしては優良銘柄で長短期保有です。

両方?と思われたかもしれませんが、最初の内は良い銘柄を見極める事をベースにしておいた方が後々銘柄選択の目が肥えてきますし、良い銘柄を短期と長期の両方の視点で持てば仮に大きく儲からなくても、どこかで利益を掴む事ができるはずです。

あの時、売っておけばベストだったのにといった反省が出来ますので、ご自身の売買のタイミングの目安が自然とできてきます。

2.ファンダメンタルとテクニカルはどちらを重要視するか?

a)ファンダメンタル

銘柄の状態やイベントなどを分析手法です。

仮に好決算が予想されている、ヒットしそうな商品の開発に成功などといった要因を分析する手法です。

b)テクニカル

株式チャートの動きの特徴を分析する手法です。

どちらも長期投資・短期投資にも応用できる手法です。

ファンダメンタルの方がイメージし易いので入り易いですが、仮にヒットが期待される商品が来月発売となり、その銘柄を購入したとしましょう。

株価がテクニカル的に高い局面にあった場合でも本当にヒットすれば騰がるはずですが、万が一、こけた場合株価は下がったきり、一向に騰がらないというリスクがあります。

仮にテクニカル的に買いの局面でよいファンダメンタルの要素があれば買いとなります。

なざなら、その商品がこけたとて、十分に株価は割安と言えるからです。

よって、バランスが大事になりますが、個人的におすすめなのはファンダメンタルから入り、テクニカルを少し気にする。

8:2くらいの比重が丁度良いと考えます。

テクニカルは毎日見ている内に身につく要素もあるので、時間をかけたいところです。

3.プロの手法をまねる

どの投資本を読んでも必ず書いてあるのは自分のルールを守るです。

デイトレであれば、何%下がれば損切りする。何%上がれば利益確定するなどがあります。

軸がぶれていると、折角利益を出したのに、もう少し待てばもっと株価が上がっていたので待つべきだった。

早く損切りしてしまったばかりに回復した銘柄を見て、もう少し待っておけばよかったというように後悔がひっきりなしです。

しかし、これはいずれも結果論です。

早く利益確定しなかったばかりに最高値で売れなかった。

損切りをしなかったばかりに株価が暴落し、次の投資用の資金を動かせないといった状況に陥ってしまいます。

ついてはこのような後悔をしないための指標を持ち、反省点は反省で反映させる事によって、より強固な自分だけの指標を作る事が大事です。

1と2で長期 or 短期?、ファンダメンタル or テクニカル?とざっくりとどちらのスタイルに偏っているのかを考えてもらいましたが、それに合わせた投資家の本を読むのをおすすめします。

私の場合は初期に、ウォーレン・バフェットの本に出会い、感動し、数十冊読みましたが、今では私の財産とも言えます。

・優良の企業を適正価格で買う。

・ずっと持ち続けられる企業を買う。

・自分が買いたいと思うサービスを提供する企業を買う。

・万が一、スキャンダルがあっても十分に損害に耐えうる企業を買う。

一部ではありますが、こういった企業を適正なタイミングで買う事ができれば、例え株価が下がってもいずれは株価は回復します。

むしろ、株価が下がれば絶好の追加投資のチャンスとなります。

今日読んだ書籍では難平買い程、無策な戦略はないと書いてありましたが、その銘柄の価値を理解していれば、決して無策ではないと言えます。

一方でずっと持とうと思って持っていると、絶好の売りタイミングを逃すといった場面もちらほら。

そこで、私はコツコツ買って、株価が騰がれば一部を売却。

株価ががツンと下がれば追加購入し、平均購入価格を下げるという行為を繰り返すようになりました。

優良銘柄でこれを行えば、下がればチャンス。上がった場合は売りたくないので少しだけ売却というう手法を取ります。

自然とチャートの底も徐々にみえてくるようになりました。

4.脳の無意識

人間は意識して、全てを決定していると思われがちです。

しかし、どうでしょうか?

高い物を購入する際、長時間人は迷うものでしょうか?

意外にも悩みません。

なぜなら、人間は自分がこの場面で喜ぶ。この場面で決定するといった物を脳が持っています。

プロ野球選手は160km/hの速球をいとも簡単にバットに当てます。

ピッチャーが投げて、キャッチャーミットに収まるまでに0.4秒程度ですが、人間の脳は意思決定に0.5秒を要します。

ではんぜ当たるかというと、日頃のトレーニングの結果、脳が無意識に決定を下し、体を動かしている要素があるのです。

さらにイメージし易くすると、あなたが滑らかにしゃっべっている際、その一言一言にあなたは意思決定を下しているでしょうか?文法を考えているでしょうか?

これも日頃の訓練の結果、こう話すというのを脳が覚えているからこそなせる業です。

株式投資は貴重な財産を何度も投資する必要があるリスクのある作業です。

しかし、いとも簡単に数百万円の投資の判断を下す事ができます。

私も投資を始めた頃は一晩に500万円の投資を決めた際は買いのボタンを押す際に何度も躊躇しましたが、今は汗ひとつかきませんし、毎日、決定をくだしていくなか判断スピードが自然と早くなってきました。

この部分については実践に勝るものはないので、いつまで経っても入門書を読んでいるのであれば少額でもいいので挑戦する事がとても重要です。

*株式投資は自己責任です。本記事はあくまで個人の経験を基にアイディアを紹介しており、読者の助けとなる事を願ております。

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