アイスコ期待の猛暑銘柄!!

アイスコは冷凍食品の卸売り事業と生鮮食品事業を展開している会社です。

主力は冷凍食品事業であり、大きな冷凍庫を置けない小売店向けにタイムリーに商品を提供する点に強みのある会社です。

また、生鮮食品スーパーを自ら経営している事から、冷凍食品専門のスーパーの出店にも取り組んでいます。

2024年現在では冷凍食品専門店を展開し、海外進出も視野に入れている会社です。

もくじ

1.アイスコのビジネスモデル

2.冷凍食品市場とシェア

3.主要株価指標に見るアイス

4.アイスコの展望とまとめ

1.アイスコのビジネスモデル

創業1948年と歴史があり、上場したばかりの会社アイスコの事業はフローズン事業とスパーマーケット事業です。

スーパーマーケット事業は神奈川県を中心に10店舗展開しています。

フローズン事業としてはアイス・冷凍食品の卸売り事業を行っており、売上の76.9%はフローズン事業です。

通常フローズンの卸売り業者は、店舗に商品を運んで終わりの”ドロップ納品”が主流ですが、

アイスコは売り場に商品を並べるまでの”フルメンテナンスサービス”をうりとしています。

・フルメンテナンスサービスのメリット

→ 冷凍製品は溶けてしまうと品質が落ちるため早く売り場に並べる必要があるが、

  店員の数が不足している店舗ではこまめに商品の補充ができない。そこでアイスコの配送スタ  ッフが変わりに商品を陳列してくれます。お店はプロが品出しをしてくれるので、人件費を節約でき、且つ効率的な商品陳列ができて大助かり!

→ ただ商品を並べるのではなく、商品知識豊富なアイスコスタッフが効率的に商品を陳列してくれるため売上アップが期待できます。

→ 発注予測までアイスコが行い、こまめに補充してくれるので欠品による機会損失を減らせる。

→ 冷凍庫がバックヤードにないドラッグストアでも、こまめにアイスコが補充してくれるため、冷凍製品スペースを有効活用できる。

cup of ice cream
Photo by David Disponett on Pexels.com

2.冷凍食品市場とシェア

冷凍食品市場は全国で1.1兆円と大きな市場です。

アイスコが強いエリアは関東・東海ですので、関東・東海・北陸の4,300億円という市場をターゲットとしています。

*石川県、富山県はアイスの消費量全国1,2位の件です。

この中でアイスコの売上300億円が占める割合はほんの7%ですので、まだまだ成長余地があります。

さらに全国で比較すると2.7%程度ですので伸びしろがまだまだあります。

一方でスタッフが充実してて大きな冷凍庫を持っている大型店への売り込みは厳しい。

コンビニなどの大型チェーン店は独自の配送システムを持っているので参入が難しい。

この二つが市場の大部分を占めているので、得意のドラックストアや観光地などのアイスコーナーの営業を獲得できるかが鍵になる。

幸いにもドラッグストアの店舗数は増加傾向にあるので、アイスコの商機も増加傾向にある。

チェーン店系列なら余計に売り込みがしやすいですね。

3.主要株価指標に見るアイス

売上

しっかり右肩上がりに伸びています。

時価総額42億円であることから、株価はだいぶ過小評価されている感があります。

ROE

日本の会社の平均値より常に高い数値を維持しています。

20%を超えている時期がたくさんあります。

飛びつきいて買いたいくなります。

一株益

直近の伸びがすごいですね。

5年間の平均180円で見ても株価の上昇余地は十分ありますし、2020年に引っ張られなければまだまだ高い値を出してくれそうです

BPS

株価が2,200円であることから、適正かやや少ないです。

しかし、5年で倍とハイペースで増えています。

4.アイスコの展望とまとめ

上場によって得た資金を元手に販路を増やすべく、今後、冷凍倉庫やトラック、優秀な人材に資金を投じるとあります

ビジネスの特性上、現存の拠点をベースに放射状にサービスエリアを拡大していく必要があり時間と資金力が必要ですね。

ただし、業界トップシェアを占めており、優秀なスタッフを急造で育成することが難しいことから新規参入の障壁を既に高くなっています。

また、冷凍食品に特化した卸売り業者として”フローズンジョーズ”といった店舗を実験的に出店し、売上は好調との事。

また、主要取引先にはドン・キホーテを運営するPPIHの名前があり、PPIHは海外への出店を進めています。

アイスコも海外進出を近々検討しているといった内容はホームページに掲載されていますが、今後、こういったネットワークを活かしうまく連携がとれるのではないかと期待されます。

また海外は日本以上に冷凍食品を消費しますし、アジア圏は発展が進んできており、夫婦共働きの家庭も広がっていますので、冷凍食品の市場も拡大する事が期待できます。

株価は上場来下降し、1,500円前後をふらふらし、夏が近ずくと小幅上昇といった様子です。

冷凍食品特にアイスなどを扱っている事から、夏場の売上が高いため、猛暑が予想されると株価が騰がる傾向にあります。

現時点では原材料高や燃料費の高騰の影響もあり、まだまだ本来のパフォーマンスではないと言えませんが、知名度が低いのか出来高が少ないため、流動性が低く買いにくい銘柄です。

国内トップシェアとはいえ、まだまだ投資フェーズですので、株主配当などもこれから感があります。

どうしても脇役のような業態のため、フローズンジョーズの成功で知名度が上がると株価も期待できそうです。

私はこの銘柄をこの記事を最後に書いた2021年に購入し、長い事塩づけしてきましたが2024年ゆうやく日の目を浴びてきました!

アイスコという銘柄の弱みは出来高が少ない事にあります。とにかく知名度が低いと言えるでしょう。

しかしながら最近の何年に一度の猛暑が続いているなか、冷凍食品銘柄にスポットライトが当たっています。

8月位に向けてもうひと伸びしてくれるといいですね。

*株式投資は自己責任です。投資判断は注意して行って下さい。

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