キュービーネットホールディングス(1,000円カットで業界のトッププレーヤー)

キュービーネットホールディングスは1,000円カットの美容室を運営する会社です。

通常、美容室といえば、カットは勿論の事ながらカラー、パーマ、洗髪、髪質改善などのフルサービスを受けられるのが一般的です。

スタッフの束縛時間が長くなるため、料金は高めであり、カットだけでも安くて3,000円はします。

QBは洗髪、カラー、パーマといったフルサービスを行わない事により、10分で全施術を行うので、多くのお客さんをさばく事ができるため、驚愕の1,000円でサービスを行う事を実現しています。

現在は価格改定を行っているので、1,000円ではありませんが、それでも安い美容院のカット料金の半額以下は間違いないです。

そのため、ターゲットは清潔感を維持したいうえにあまり時間がないビジネスマンがターゲットになります。

毎月、カットしても2万円もしないのはサラーリーマンとしては財布にとても優しい。

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Photo by Kaique Rocha on Pexels.com

目次

1.魅力的なサービス・商品を提供しているか?

2.キュービーホールディングスの強み

3.株価と主要指標

4.まとめ

1.魅力的なサービス・商品を提供しているか?

ご存じの方も多いかもしれませんが、1,000円カットを流行らせた会社です。

実際には値上がりし、もう少し高いようですが。

駅やショッピングモールなど人通りの多い所を中心に出店しています。

通勤・通学、買い物などの際に、ついでにさくっと短時間で髪を切る事ができるサービスです。

通常、美容院だと60分近くかかるところ、10分程と施術が終了します。

安い!早い!ですね。

また、美容院に行く事に抵抗がある人もQBなら気軽に通う事だができるというのも売りです。

2.キュービーホールディングスの強み

一人あたりに対応する時間が短いため、大量のお客さんをさばく事ができます。

作業時間を短くするために、洗髪、髭剃り、マッサージなどのフルサービスを省略しています。

つまりは、余計な消耗品や設備が不要となるため、コストも削減できます。

スタッフも髪を切る技術だけあればよいので、教育の手間が省けます。

また、サービスを省いているため、パーマやカラーの機材も不要となるため店舗のためのスペースも節約できるので、様々な出店スタイルを可能とし、家賃の節約も可能とします。

海外ではブースタイプの店舗も受けています。

万一、退店する場合にも出退店コストがとても少なくてすみます。

美容院はコンビニよりもあるし、離職率が高いなんて言われていますが、キュービーホールディングスは毎年離職率が改善されています。

それは研修システムが充実していることと、早期の段階で美容師が独り立ちできるからです。

通常の美容室だと、実際にお客さんの髪を切れるようになれるまでに相当な年月を要します。

給料も安く、重労働であるため、離職率が高いのです。

キュービーホールディングスの店舗であれば、すぐに腕を奮う事ができるので、

頑張れば給料もあがるかもしれません。

キュービーホールディングスも人手不足を改善できるので大助かりです。

また、オシャレにお金を段々かけなくなってきており、美容室離れもすすんでいるようです。

そういった層にはお金をかけづ、短時間で髪を切る事ができるキュービーホールディングスのサービスはうってつけです。

海外進出も積極的です。

独自の教育システムとコスパの高いサービスは海外でも受けるのかもしれません。

3.株価と主要指標

株価

まだ上場して間もないのでなんとも言えないですが、コロナの影響を直に受けています。

だいぶ落ち着いてきたとはいえど、お客は完全には戻ってきていなようです。

株価は1729円(5/25)です。

売上

この情報量だと判断し辛いですね。

時価総額が200億円程度ですので、まだまだ伸びる余地はありそうですね。

ROE

コロナ化以前だけを見るといい数字です。

ただし、安売りモデルではありますので、サービスに対する値段が上げづらいのが難点ですね。

プレミアムサービスなどのてこ入れも今後あるかもしれません。

一株益

こちらもなんとも言えませんが、86.7円と128.9円の間をとると、ざっくり110円といったところでしょうか?

株価は適正より少し安めといった感じです。

BPS

株価と比較するとこころもとないところもありますが、コロナ化以前だけならいい上がり具合です。

4.まとめ

コロナの影響で在宅業務が増えた事や、営業での外回りが減ったため、ここ数年は大打撃をうけています。

しかし、髪は誰しもが伸びるので、いずれは切る必要があります。

人のライフスタイル変更に伴う、出店スタイルの改善などが進められているようですが、

今後、これらが功を奏してくれるとよいのですが。

意外に復活の鍵は海外だったりするかもしれません。

*株式投資は自己責任です。リスクは必ずありますので、十分に注意して行って下さい。

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