ブルーロックを読むべき理由
日本代表の試合が終わって必ず言われるのは得点力不足である。
日本には優秀なFWはいないのか?
実際に現日本代表のFWといえば誰が思いつくか?
最近になって日本の人に合わせる感性を揶揄してか、個の力がさかんに叫ばれている。
フリーキックを蹴らせろ!
最後はシュートで終われ!
ボールキープ力!
果たしてこれで、世界一のFWが産まれるのだろうか?
エゴイストになれなんて言われるが・・・
ブルーロックを読む際の書評を見ると、うえに書いてあるような事が書かれており、読む気が失せた。
しかし、たまたまU-NEXTで見た所、感覚は覆された。
現時点で世界最高のFWと問われれば、クリスティアーノ・ロナウドやメッシ、モハメド・サラーなどが上がるのではないだろうか?
ブルーロックの作中の中でも語られている通り、彼らが世界一だからといって、ワールドカップで優勝していない。
しかし、彼らは世界一である事は間違いないであろう。
面白いのはこの二人がそれぞれ、マンチェスターユナイテッドとパリサンジェルマンに移籍し、前評判通りの活躍ができているかどうかだ。
残念ながら、スター性はいかんなく発揮しているも輝きは落ちているのではないだろうか?
それはなぜか?
クリスティアーノ・ロナウドはCFではなく、左のウィングの選手である。
彼のすごみはその突出した身体能力。
スピード・高さ・フィジカルである。
白い巨人と言われるレアル・マドリードは世界最高のカウンターと言われるように、超一流の選手達がディフェンスを行い、広大なスペースをクリスティアーノ・ロナウドが自由に走り回るというのが魅力である。
広大なスペースがあれば彼のドリブルとスピードは光る。
プレミアリーグはリヴァプールのプレースタイルが先行し、プレッシングの精度・質が上がり、今やフィールドにクリスティアーノ・ロナウドがわが物顔で走るスペースはない。
メッシとて同じことが言えよう、選手が幅をとるスタイルではなく、小さくまとまり、ボールロストしても近くの選手がすぐさま奪還がバルセロナのスタイル。
メッシも選択肢の幅が広がり、相手チームがメッシに集合しようものならフリーになった選手にパスが出る。
だからメッシの小さなキックフェイントが効く。
この二人に通ずるものは、彼らのためのチームが出来ているということである。
ブルーロックもFWばかりを集めチームを作るところから始まるが、自分が点を獲るためにはどうすべきか?
生き残るためにはどうすべきかがはじめに問われる?
そんななかで、主人公がチームの中心となる。彼の能力は空間把握能力だ。
そして、その心の奥底にはゴールではなく、勝利への欲求がある。
最近でいえば、ベンゼマに近いものがあるのではないか?
クリスティアーノ・ロナウドがいれば、CFにも関わらず最高のわき役に。いなくなるやチームのトップスコアラーとなりバロンドールをとってしまった。
現にフランス代表はワールドカップも獲っている。
そう真のFWとはゴールの形を指し示すコンパスであり、そのゴールまでの課程を明確に示す事により、チームのスタイルをきづきあげるマスターピースのような存在だ。
エゴイストなんて安い言葉では収まらない。
監督をも超えた存在ではなかろうか?
彼はどこのチームに行ってもその存在感を示し、結果を出すので彼中心にチームがきづきあげられる。
私はプロサッカー選手ではなくただの会社員であはあるが、この感覚はビジネスの場でも活用できるに違いない。
結果を出し続ける事だ、結果を出し続けるためには周囲をコーチンぐしなければいけない、結果を出せば誰も文句は言わない。