澁谷工業(6340)の株価を分析する 高ROE 成長銘柄 ボトリングシステム国内シェア90%でトップ!!

澁谷工業はツェーゲン金沢のユニフォームスポンサーです。

石川県の有力企業です。

株価スクリーニングすると、そこそこの確立でヒットする会社で、ずっと気になっていましたがどのような事業を行っている会社でしょうか?

もくじ

1.澁谷工業が手掛ける製品

2.澁谷工業の強み

3.主要株価指標で見る澁谷工業

4.澁谷工業の将来展望とまとめ

1.澁谷工業が手掛ける製品

主力はボトリングシステムです。

お酒、乳製品、お茶、水などなんでも液体を充填する機械を販売しています。

国内ではこの分野でシェア60%であり、ペットボトルの無菌充填システムに限ってはシェア90%という驚異のシェアを誇っています。

水・お茶の充填は品質管理が厳しく、澁谷工業の無菌充填システムが重宝されています。

また、商品によって容器や蓋の形状が違いますが、あらゆる容器に対応できるのもシェアトップの強みです。

包装システム

飲料の充填の他にも、レトルト食品、お菓子などの充填・包装を行う機械も開発。

澁谷工業の製品を使えば、ありとあらゆる衛生管理が必要な商品を充填・包装・ラベリング・箱詰めまで行う事ができます!

製薬設備システム

医薬品は特に包装・充填について厳しい品質管理が求められるので澁谷工業の機械はうってつけです。

再生医療システム / 医療・医用機器

以前より開発を進めておりますが、医療業界との相性がよく、最近伸びてきている製品です。

無菌化技術を応用した細胞培養・細胞調整システム

人工透析システムやレーザー治療装置

食品加工システム

食品を加熱調理・なんでも液体化する高圧処理装置

工作加工機器

レーザー加工機・レーザー溶接機・水素ガス切断加工システム・ウォータージェット切断加工機

農業設備システム

くだものや野菜の選定・選別システム

生産管理システム

設備稼働モニタ・データ管理といったソフト

2.澁谷工業の強み

なんといっても無菌技術から培われる衛生面での品質。

どのようなパッケージにも柔軟に対応できる液体充填・包装技術。

高い精度の衛生管理が必要な液体を扱う機器を製作する過程で培った技術力は応用がきき、企業の要望に応えカスタマイズでき、新たな製品が次々と開発できます。

アジアでは液体の充填機器は欧米のメーカーが高いシェアを誇っていましたが、澁谷工業はアジア市場にも挑戦し今では世界で商品を販売しています。

世界シェアでは3位の位置にいます。

アジアでの市場開拓に際し、自社の製品価格の高さから参入には苦戦を強いられていましたが、コストパフォーマんスを上げるのは勿論の事ながら長期で利用するのであれば澁谷工業の製品が一番と言われる製品を開発しています。

3.主要株価指標で見る澁谷工業

売上

売上は無菌充填システムが堅調に売れ右肩上がりでしたが、商品の販売が一巡し横ばいとなっています。

シェア90%と高く、工場用機械であればそう何度も買うものではないので仕方ないといったところでしょうか?

それでも売上は販売した機器の維持や、医療関係が伸びているためしっかりです。

時価総額830億円に対し、売上は1,000億円ですので割安感もまだまだありますね。

ROE

10%付近を堅調にたたき出しておりとても優秀です。

国内のシェアをしっかり押さえているので、国産競合他社があまり参入できないことから価格競争にはそれほど巻き込まれないのではないでしょうか?

設備の整備や修理を依頼する場合も、国内企業ですので対応が迅速かつ、費用も安く抑えられますので信頼は高いはずです。

一株益

全体的に上昇傾向?といった感じです。

売上が横ばいにも関わらず、しっかり伸びています。

株価は3,000円を付けていますが、PERにして10倍を切っています。

ここ5年は200円以上を安定して出していますので、200円で計算しても15倍と割安感があります。

BPS

他の数値に反して綺麗に上がっています。

とても優秀です。

ほぼほぼ株価と同じくらいの数値ですので、今後の上昇を期待するのであれば適正か割安感もありますね。

4.澁谷工業の将来展望とまとめ

澁谷工業ほど幅広くこの分野で事業を行っている会社はありません。

昨今、どの業界も働き手の問題を抱え、衛生面を含むコンプライアンスの分野でも社会から求められるクオリティーは高くなってきています。

そこで、澁谷工業は幅広く事業を手掛けているので企業や大学などからのオファーが絶えない事が期待されます。

国内でのボトリングのシェアを90%抑えている事から伸びしろ面は海外が期待されますが、応用技術を活かした最新機器の活躍もこういった背景から期待されます。

企業向けの製品がほとんどですが、無菌技術を活かした家庭や飲食業向けの商品開発もそろそろ企業とのコラボなどで行ってもよいでしょう。

これまでは横方向の応用開発が主力でしたが、縦方向に応用した製品開発により新たな顧客の開拓を行ってほしいものです。

2013年から2018年にかけて株価は約5倍に伸び、現在の株価は35%オフとなっています。

やや割安感があり4,000円を超えてもよいのではないか?

今後、医療関連の商品が海外でもしっかり伸びてくれれば5,000~6,000円ぐらいをつけてもよいのではないかと感じます。

個人的には買いたいけども・・・3,,000円の対価が6,000円と考えると少し躊躇してしまう株価ですね。

国内トップシェアであることから、大崩れはなさそうですし、大株主に農林中央金庫の名前が並んでいる所も気になりますね。

*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。

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