タカラトミー(7867)の株価を分析 ~今が買い時?株主優待が魅力~
久しぶりに、タカラトミーを見てみました。
タカラトミーといえば、株主優待でトミカやリカちゃん人形が貰える事で有名ですね。
子供のいる、ご家庭の方は優待目当てで投資されている方も結構いるみたいです。
株価もあまりアップダウンがないイメージですね。
タカラトミーといえば、ハロルド・ジョージ・メイ社長だと思っていましたが、
いつの間にか退任され、創業者の孫に引き継がれていますね。
個人的には楽しそうな雰囲気が伝わってきていたので残念です。
但し、今の社長もイギリスの大学を卒業し、アメリカの会社を買収するなど、
海外志向が強いともとれます。
国内子供玩具市場が飽和するなか、日本のアニメ人気に便乗して、
目次
1.タカラトミーの商品とサービス
2.タカラトミーの強み
3.株価と主要指標
4.まとめと評価
1.タカラトミーの商品とサービス
説明の必要なしかと思います。玩具の国内最大手ですね。
トミカ、プラレール、リカちゃん、ゾイドなどが有名ですが、
その他にもトランスフォーマー、ポケットモンスター、ラブパトリーナ、
トーマス、パウパトロール、シンカリオン、ミニオンズ、鬼滅の刃、
人生ゲーム、黒ひげ危機一髪、チョロQ、ビーダマン、ベイブレード、
デュエルマスターズなど、数多くの玩具を手掛けています。
私は2歳と4歳の子供がりうので、よくアニメをテレビでみていますが、
多くのコマーシャルがタカラトミーです。
つまるところ”コアターゲット”はこどもです。
・・・少子化が進んでいると、ずっと言われているのでこれはゆゆしき問題です。
かたや、玩具市場は実は伸びているそうです。
なぜかというと、任天堂スイッチやアプリなどのゲーム市場は好調に伸びているからです。
勿論、タカラトミーも指を咥えてみているだけではありません。
大人向けにトミカプレミアムやデュエルマスターズなどのアプリを出しています。
2.タカラトミーの強み
幼児の玩具のシェアは断トツでしょう。
玩具業界の売上ランキングを見ると、第8位につけていますが、
7位以上はゲームメーカーがほとんどです。
これぐらいの年代であれば、コマーシャルを見た瞬間から、即席営業マンとなって、
両親におねだり作戦を開始してくれます。
幼児用玩具は噛んだり、なめたりするので、使いまわしも好んでしないため、
新しい商品を買う必要があります。
中古市場が成立しにくいのは強みですね。
海外市場の拡大にも積極的です。
アメリカ、欧州、オセアニア、アジアとすでに販路を持っています。
ネット通販も国内・海外問わず強化中です。
おもちゃはコレクター性が強いので、大人市場のファンをつける事ができればドル箱です。
3.株価と主要指標
株価
株価は976円(6/4)です。
メイ社長相場が終わり、コロナの影響も受け、半値近くになっています。
売上
売上もメイ社長が選択と集中をした結果、うなぎのぼりでしたが、
株価と同じ動きをしています。
正直、コロナ化の影響とはいえ、巣ごもり事情で幼児を抱えるご家庭はストレスが物凄いです。
玩具がバカ売れしそうな気がしてならないのですが・・・。
工場の不稼働も要因ではあるのでしょうが。
時価総額は940億円ほどですので、割安になっているように見えます。
ROE
2017年から2019年までのROEは大変すばらしいです!!
2020年が信じられません・・・。
一株益
赤字からの絶好調モードでしたが・・・。
絶好調の時で2,000円超えしてもおかしくない。
2020年だと、株価は適正といった感じです。
現状が回復することを考えると、伸びしろがあります。
BPS
綺麗な右肩上がりでしたが・・・。
広告売ってなんぼのビジネスではあるので、ちょっと辛いですかね?
4.まとめと評価
軌道に乗りつつあったのに最近の結果が残念です。
株価は割安感もありますが、爆発力はなさそうです。
個人的にタカラトミーの製品を買う世代の子を抱えていますが、
価格が高価な割にすぐ壊れるし、すぐ飽きてしまうので、
買ってあげたいけども、家に不要の品が増えるだけなので買わないというのが心の声です。
数年したら使わないのは確実ですからね・・・。
子供玩具市場がなくなる事はなかなか想定しずらいですし、
やはり株主優待は魅力的ですので割安のうちに資金に余裕があれば抑えておきたい銘柄の一つではあります。
おすすめ度:★★★☆☆(★5つが最高)
*株式投資は自己責任です。投資判断は慎重に行いましょう。