(3088)マツモトキヨシホールディングス~1兆円企業となり、業界再編のきっかけとなるか?~
もくじ
1.ドラッグストア業界
2.マツモトキヨシホールディングスを今回注目した理由
3.マツモトキヨシホールディングスとはどんな会社か?
4.主要株価指標でみるマツモトキヨシホールディングス
5.マツモトキヨシホールディングスの今後の展望
1.ドラッグストア業界
先日記事を書いた、アイスコの取引き企業にクリエイトホールディングスの名前があったので、ドラッグストア業界でのポジションを確認しました。
*%表示は業界シェア
1位 ウェルシアHD 12.64%
2位 ツルハHD 12.25%
3位 コスモス薬品 9.97%
4位 サンドラッグ 8.99%
5位 マツモトキヨシHD 8.60%
6位 スギHD 7.89%
7位 ココカラファイン 5.88%
8位 クリエイトSDHD 4.37%
9位 クスリのアオキHD 4.37%
10位 アインHD 4.26%
クリエイトSDHDは7位というポジションであまりよいとは言えません。
毎年、二強争いをしているのはウェルシアとツルハですが、こちらも12%にとどまります。
独自性がそれぞれあるというよりも、地域毎にシェアを分け合っているものと推測されます。
企業が成長していくうえでは、付加価値をつけて収益を増やすか、別の地域に進出してシェアを奪っていく必要があるため、買収などの業界再編が加速していきそうな匂いがします。
2.マツモトキヨシホールディングスを今回注目した理由
今回、私がマツモトキヨシホールディングスにちゅもくした理由は、妻がよく利用しているということでした。
自分が使いたいと思う物、使っている物に注目するのは銘柄選びの一つの方法ですね!
おっ!5位とまずまずだけど中途半端・・・。
しかしです!!IRの決算説明会資料を見てみると、ココカラファインと統合(2021年10月)し売上1兆円、3,000店舗体制で業界1位になるとあるではありませんか!!
数分前に考えていた事が既に実現している💡!!
というわけでマツモトキヨシホールディングスを見ていきましょう!
3.マツモトキヨシホールディングスとはどんな会社か?
首都圏の一等地、繁華街・ビル、郊外型など出店スペースに合わせたお店を展開しているのが特徴です。
ヘルス&ビューティーを主力とし、女性から支持を得ています。
”美と健康の分野でアジアNo.1”をスローガンに海外にもお店を展開しています。
確かに、店舗に入り口に化粧品コーナーがいきなりあり、女性客が多いイメージです。
*海外に48店舗出店。SNSのフォロワーは120万人を超えています。
ヘイリー・ビーバーさんが落ち着く場所は?という質問に日本のドラッグストアの画像を投稿されていましたが、日本の化粧品は海外でも人気があります。
最近ではプライベートブランド商品の記事がネットニュースでよくあがっていますね。
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ココカラファインもヘルス&ビューティーが強いのでシナジー効果を生んでくれそうです。
4.主要株価指標でみるマツモトキヨシホールディングス
売上
時価総額5,447億円に対し、売上は5,905億円です。
グラフは右肩上がりですね。
順調に店舗数を増やしているようです。
ROE
ROEは常に10%以上を維持しており優秀です。
日頃、割引をよく受けており、商品もお値頃感があるので驚きです。
一株益
綺麗な右肩上がりですね。
リアル店舗は苦戦しているイメージがありますが着実に成長しています。
ココカラファインと数値が合算された影響をどれだけ吸収し伸びてくれるか楽しみですね。
BPS
こちらも右肩上がりです。
非の打ちどころがないです。
5.マツモトキヨシホールディングスの今後の展望
統合の発表の影響もあり、マツモトキヨシホールディングス、ココカラファイン共に株価は暴騰しています。
現時点で適正ラインに調整済みといった様相です。
ちょっと買うには勇気がいりますね。
妻にマツモトキヨシホールディングスを利用している理由はなにかあるの?と聞いたところ。
お店が綺麗で入りやすいからとの回答でした。
女性から支持を受けている理由がよくわかります。
統合後に加熱感が一服しチャンスがあれば参加したい銘柄ですね。
もしかして他の統合案件がないかなと思い、他のドラッグストア銘柄を見てみましたが、一様に株価が上げています。
介入の余地なしです・・・。
*株式投資は自己責任です。投資判断は注意して行って下さい。