止めて蹴るを仕事に応用する
サッカーで良くポイントとして解説されるフレーズの一つだ。
代表戦なんかで、日本の選手は技術の一つ一つが世界に比べてもトップクラスなんて言葉も出ますね。
これは世界の選手が少し、雑にやってもフィジカルでカバーできるからといったものと比較されたものだ。
しかし、Jリーグのレベルが上がり、パスワーク、プレッシングが早くなったなかではこの止めて蹴るの技術の神髄を理解しているかどうかはチームによって差が出ていると見える。
つまりは、スピードの遅いなかではしっかりできるもののピッチがあがるとそうはいかない。見ていると、トラップが大きくなったり、ボールのおく位置が悪かったりする瞬間が多分に目につく。
ではこの状況を日常の業務に置き換えていきます。
朝、キックオフと同時に全ての会社員(フィールドプレーヤー)が動きだします。
メールが山のように受信フォルダに。
その中のいくつかは私へのパスです。
重いバックパスやポストプレーのような難しい物が相次いで飛んできます。
これを上手くさばかなければ、中盤のキープレーヤである私はボールを刈る格好の標的となり削られ、午前中(前半戦)で体力を削られ、午後(後半戦)はボールを追うのみとなってしまいます。
スペースを見つけ、一旦パスを同僚に出す。
その間に重い仕事を片付けながら前線へ攻め上がりましょう。
しかし、先ほど出したパス(メール)を受けた相手にマークがついていればパスは返ってこないどころか、守備に戻らなければいけません。
ついては私へ来た業務をいかにしっかり止め、パスを出しやすい所にボールを置き、適切な所にしかっり蹴り出す事が大事です。
仕事をよい位置に止める事が出来れば、相手(新しい仕事)も私に襲うスペースもなくなるはず。
ついては、一斉に来たボールをいかにしっかり止め、いつでも蹴り返せるようにさばく技術をたかめなければいけません。