日本の車市場の未来とカーシェアリングの可能性
アメリカの関税政策で車が売れなくなる、半導体不足で車の納期が遅い。
若者の車離れ。車業界の未来は暗いのだろうか?
東京都内においては車を持つメリットは金銭的にはあまりないというのが一般的なイメージではないだろうか?
一方で電車の乗車率は通勤時間帯は物凄く高く、快適ではなく、できることなら抜け出したいというのが本音ではないだろうか?
子供を持つ家庭にとってはベビーカーを入れようものなら白い目で見られ、妊婦さんから席を奪う老人。
自然と暗黙のルールが醸成され、ぎすぎすするばかりだ。電車に乗ると自然と人に触れる機会が増えるわけで、こういったルールが新しいストレスを産む。
そうなるとタクシーに乗りたいとなるのだが、日本のタクシー運賃は高く、運転手のモラルも最近ではよくないといったニュースもある。
ネガティブにならざるをえないところではあるが、車社会にも変化の兆しがどんどん見えてきている。
車を持たない人のためのカーシェアリングや配車アプリ、自動運転の進歩などがあるからだ。
カーシェアリングや自動運転のタクシーが発達する未来を考えると、流しの車を止めるというよりも、予め待機しているカーシェアリングの車を使う。
予め待機している自動運転の車を配車アプリで呼ぶという事が想定される。
いずれも様々な場所に土地と車を持っている会社が有利となるわけだ。
タクシー会社は営業所を複数拠点持ってはいるが、その配置の目は細かくはない。
それではこれらのサービスが発展する未来でどういった会社が天下をとるのだろうか?
私の未来予想ではパーク24などがその候補となると考える。
その次に来るのは三井のカーシェアなどであろう。
その理由ではあるが、容易に察しがつくように、駐車場を様々なところに持っているという事である。いつ、未来を迎えても対応できるというのがパーク24の強みだ。
最近では精算機もカメラとAI化が進み、そのメリットとして省スペース化が進んでいる。
そんな、パーク24は10年前であれば投資系の雑誌に名前が上がる常連でコロナ前までは3,500円をつけていたが、コロナ以後は2,000円付近を漂っており、低調な状況だ。
最近では海外の駐車場事業の買収を行った影響も受けている。
しかし、これも未来を考えると面白い投資ではないかとも考えられる。
配当利回りは本日時点で1.5%とそれほど、さえないが過去には株主優待も行っており、業績もじわじわ上がってきている状況から、株主優待が復活も期待される。
個人的には1,900~2,100円のレンジであれば買いなのではないかと感じる。
*株式投資は自己責任です。投資判断は慎重に行い、個人の責任のもと行いましょう!