信用残と信用買について分かり易くまとめる
こんにちはKC.Lab所長です。
今日は信用残と信用買についてまとめたいと思います。
投資歴は9年程ですが、買ったらひたすら持ち続けるタイプであったため、これまで気にしていませんでした。
最近は短期のトレードにも少しづつ挑戦するようになり、どうしても判断の一つとして見るようになったので、
ここでまとめてみたいと思います。
銘柄分析のサイトなどをみていると、信用倍率って単語が出てきますよね?
信用買が多いので危険とか書いてあったりします。
(信用買と信用売とは?)
実際にどのようなオペレーションかまとめていきます!
信用売・・・① 証券会社から株を借ります。
② 借りた株を売ります。
③ 決められた期間までに、株を買い戻して証券会社に返却します。
つまりは、借りた時と同じ数の株を返すので、株価が下がった時に買い戻せば特!
なかなかピンとこないかもしれないので、具体的に例題をあげると・・・。
100円の株を100株借りて、すぐ売ると10,000円の現金になる。
99円に下がった時に、100株買えば9,900円で買い戻せる。
証券会社には100株を返すだけでよいので100円の利益となる。
*説明のため手数料などの諸経費については割愛。
信用買・・・① 証券会社からお金を借りて、株を買います。
② 決められた期間までに、株を売ってお金を証券会社に返金します。
つまりは、借りた分のお金を返せば良いので、株価が上がった時に売れば得!
イメージでいうと信用売の反対ですが、同様に例題をあげると・・・。
10,000円を借りて、100円の株を100株買う。
101円に上がったので売ると、10,100円手元に入る。
10,000円を証券会社に返金するので、100円の利益となる。
*こひらも説明のため諸費用は割愛しています。
(信用買と信用売の情報をどのようにトレードに活かすか?)
最近、私もよく意識をしてみていますが、それぞれ信用買残と信用売残という情報を見る事ができます。
”残”という字が後についています。
ここは裏、裏と考えずに素直に読みましょう。
”信用買残”は株を買った状態で残っている人の事です。
”信用売残”は株を売った状態で残っているひとの事です。
つまり、買残が多いという事は値段が上がれば売りたい、若しくは期日が迫れば売らなければならないという人が沢山いる。
すなわち、売り圧力が強い!
逆に売残が多いという事は、値段が下がれば買いたい、若しくは期日が迫れば買わなければいけないという人が沢山いる事になります。
すなわち、買い圧力が強い!
ここからが本題です!!
信用取引は株の貸借をする取引きです。
すなわち、借金をして株式取引をしています。
借金をしてまで、株の売買をしている人の身に置き換えて考えてみましょう。
10,000円分信用買した株が20,000円まで上がる事を待つ勇気はあるでしょうか?
信用取引は期日が決められているので、万が一、意に反した方向に株価が動いた場合、気長に待つことはできません。
少しでも値が上がれば売りたいはずです。
信用売でも同様です。
この心理をつかめば、有利に判断する事ができます。
ちなみに信用取引に賃借の株価の情報も、信用買残と信用売残のページに表示されているはずです。
例題)
現在の株価は500円です。
信用買残が多い銘柄ですが、賃借値段が505円でした。
→この場合は信用取引をしている人達は506円以上になれば売ろうとするため、505円以上にはなりづらいです。
さらには、株価が著しく下がる場合には損切りに転じるため株価は下がり易いです。
元々は上がると思って買っている人が多い銘柄ですので、それだけ優良な銘柄ですので、
基本的には505円前後を行き来する事になります。
(KCのまとめ)
いかがでしたでしょうか?
今までモヤモヤしていた方々がスッキリして頂けたら幸いです。
私は良いと思う銘柄を見つけたら、この指標を参考に何度か賃借値段付近を売買し、見切りを見つけたら長期保有というスタイルをトライアル中です。
結果、手数料を沢山払ったり、思った程の株数を保有する事ができなかったりと反省点もありますが。
良い銘柄を見つけて、買いの判断をする際に条件に加えてみてはいかがでしょうか?
*投資は自己責任でお願いします。リスクは必ずありますので、十分注意して行って下さい。