オーケストラホールディングス(6533)の株価を分析する 高ROEで急成長銘柄
もくじ
1.オーケストラホールディングスとはどのような会社か?
2.オーケストラホールディングスの企業支援
3.スキルナビ
4.主要株価指標でみるオーケストラホールディングス
5.オーケストラホールディングスの将来展望とまとめ
創業は2009年とまだまだ若い会社です。
Visionとして「創造の連鎖・事業を通じて創造の志士を輩出し続ける」を掲げています。
M&Aや新規プロジェクトをどんどん立ち上げ、人材の確保、並びに育成を手掛けています。
そして、事業としてこれらの会社の戦略立案・実行・経営管理を行っています。
子会社の事業内容として、アプリ開発・Webサイト作成・コンテンツマーケティング・運用型広告・SEO・データ解析・起業家支援といった今はやりのDX系の事業を展開しています。
株式投資型クラウドファンディングの広告をよく目にします。
出資者が出資して、利益を受けられる条件としては、企業が出資者に製品を贈る事や、上場し株式としての価値が利益となります。
オーケストラホールディングスが支援した会社の中には東証マザーズやJASDAQに上場した会社もいくつかあります。
オーケストラホールディングスの子会社が行うサービスのスキルナビはSoftbank、OKI、NEXCO、KDDI、JFE、三井住友信託など名だたる会社が利用しています。
社員の経験・能力を管理するもので、採用・人材育成・評価・人材配置に役立てられます。
売上
売上は毎年20%ペースで上昇しています。
事業内容を増やしている成果が出ています。
時価総額が400億円を超えている事から、株価は割高となっています。
一株益
一株益も右肩上がりです。
ただし、PERでみると60倍以上となっており割高感があります。
ROE
ROEは下がってきていますが、それでも物凄い数字をたたき出しています。
株価が上がっている理由が分かります。
BPS
こちらもしっかり上がっていますが、PBRで10倍以上です。
オーケストラホールディングスの社長 中村 慶郎氏は野村証券・モルガンスタンレー、バンクオブアメリカ、日本ロレアルと投資畑を渡ってきた社長です。
主要株価指標を見る限り、投資家の期待を裏切らない経営を行っていますね。
ここ最近DX系の企業ばかり見てきましたが、少し他の会社と毛並みが違うのがわかります。
他の会社は資金を集め、独自のビジネスモデルで市場シェアをいかに確保するかに注力しているのに対し、オーケストラホールディングスは財務健全性を担保したうえ、起業とM&Aを繰り返すことにより売上を伸ばしています。
正直、真新しい事業はない?ように見えますが、IT人材不足の深刻化に投資を行う事。
インターネット広告市場の拡大を背景に国内市場の席捲を着々と狙っています。
独力で世界進出は厳しいようにも見えますが、いいポジションどりができれば最高のM&Aによって今後ひと山あてそうな雰囲気もあります。
如何せん数値のポテンシャルに脚光を浴び、株価は過剰感が否めないので少し勇気のいる投資とはなりますが・・・。
*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。