JT高配当銘柄 たばこ産業の今後を考える

私が子供の頃はタバコといえば300円していなかったように記憶している。

今やその倍の600円となっており、値上がりの顕著な商品の一つとなっている。

国内のたばこ市場は年々規模が小さくなてきているため、これに伴いタバコの値段も上がっている。

また、路上喫煙の禁止、飲食店での喫煙禁止、会社内でも喫煙室が設けられるなど、分煙化が進んでいる。

社会が喫煙者を排除する方向に進んでいるため、タバコを止める人が私の周囲でも沢山いる。

しかしなが、こういった流れに反して、高いお金を出してでもある一定数はタバコを吸いたいという事がわかる。

また、女性の社会進出の影響か、女性の喫煙者が微増ではあるが増加傾向にある。

ここ数年ではコロナウィルスの影響で自宅にいる時間が増え、家族の目が気にならない層にとっては、タバコが自由に吸える環境になったというのもプラス要因になるのではないだろうか。

これに反して、タバコを吸うきっかけはやはり友人・同僚などの影響が強いと推測され、特に大学時代の環境が大きく影響するはずである。

この点はどうだろうか?

私の会社でもそうだが、コロナの影響で共同生活が中止となったり、リモートでの授業が増え、社会人になって環境になじめないとう人間が増えてきている。

こういった世代は両親がタバコを吸っていない限り、よほど荒んでいなければ、タバコに出会う事はないだろう。

電子タバコ市場においては、新しい物好きの日本の市場は世界的に見てトップクラスの市場となっている。

街を歩くと、タバコの専門店がちらほらと新規オープンでしているのが目につく。

しかも、外から見る限りバーのようなオシャレな雰囲気を醸し出している。

喫煙者の数は減っている物の、国内市場は形を変え、単価を上げる事によって、しばらくは平行線をたどりそうであう。

それでは世界の市場はどうか?

JTはタバコ産業の中では世界トップ3に入る大きな会社だ。

ROEを見ると他の海外の会社に見劣りするが、10%以上を出しており、高収益企業である事がうかがえる。

先にも述べたように、日本の市場規模が小さくなっており、つまるところ、先進国でのタバコ市場は軒並み下り坂である。

しかし、タバコメーカーは儲かっている。

先進国ではある一定層が高いお金を出してでもタバコを買い支え、発展途上国が昔の日本のようにタバコを吸っているのである。

中国ではタバコを吸う大人がカッコイイなんて記事も他のサイトで見た。

私は仕事で海外に良くいくが、中東、アジアどこに行ってもタバコを要求される。

私の職業上、立場が弱いため、タバコを貢物としてせがまれるのだ。

それほど、タバコのマーケットはアジア、アフリカ、南米、ロシアなど成長中のマーケットである。

これらの国が豊になれば、独自の安いタバコではなく品質の良いタバコをすいたくなるに違いないわけで、市場がさらに成長する。

タバコ産業は日本にいると衰退産業であるが、世界的に見るとまだまだ伸びしろがあるのである。

しかしながら、JTの株価は下がっている・・・。

どこまで下がるのか。

ここ最近で今年の12月の株主優待を最後に優待廃止といったニュースが流れている。

JTは高配当銘柄であり、株主優待が充実した企業であるため、株主優待目当てで保有している株主は逃げるのではないかと予想される。

それならば、来年の1月に一瞬下げる事も予想される。

個人的にはほんの一瞬と予想している。

なぜなら、優待を廃止した分、株主配当が上がる事が予想されるからだ。

加えて、株価が下落傾向であったことから、高い値段の時から、優待目当てで保有し下がり続けた人は売るに売れないはずである。

さほど、インパクトがないため、優待廃止を予想した下げが一瞬あったのち、盛り返す事が予想される。

だからこそ、個人的にはその一瞬を見極めたいと考察する。

*株式投資は自己責任です。これらの記事は管理人のあくまで、個人的な推測であり、この通りになる事を保証するものではありません。

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