東日本旅客鉄道(9020)の株価を分析する 鉄道首位級 首都圏を抑える鉄道会社

もくじ

1.東日本旅客鉄道の事業

2.駅中事業

3.地方との連携

4.コロナの影響を受けての東日本旅客鉄道の戦略

5.主要株価指標に見る東日本旅客鉄道

6.東日本旅客鉄道の将来展望とまとめ

1.東日本旅客鉄道の事業

東日本旅客鉄道はご存じの通り電車による運輸業務を行う会社です。

しかし、事業内容をホームページで確認すると・・・

・旅客鉄道事業 ・貨物鉄道事業 ・旅客自動者運送事業 ・策動行 ・旅行業

・倉庫業 ・駐車場業 ・広告業 ・図書、雑誌の出版 ・金融業 ・小売業

・旅館及び飲食店業 ・一般土木、建築の設計、工事監理及び工事業

・設備工事業 ・電気供給事業 ・不動産業 ・輸送機械器具製造

などなど、駅・電車を関わる多くの事業を展開しています。

(もう少しシンプルに書いてくれるとよいのですが・・・。)

1676駅を運航しており、これだけの数のプラットフォームを利用したビジネスを展開しているという事ですね。

2.駅中事業

駅は生活の足として多くの人が訪れますので、ビジネスの場としての集客が期待できます。

そこで、ルミネ・アトレ・ecuteといったショッピングモールやNewDaysといったコンビニを展開しています。

ホームなどでは、東日本旅客鉄道仕様の自動販売機があったり、シェアオフィスなどの空スペースの活用が進められています。

飲食店や小売店も多くテナントとして入っているので賃貸料収入が期待できます。

電車に乗れば、モニターや紙の広告を目にするでしょうし、駅の至る所にポスターや看板が設置されています。

車体広告なんかもあります。

コロナの影響で広告を減らす企業が増え、電車の広告もスカスカの時期がありましたが、最近はにぎわってきたように感じますね。

3.地方との連携

ホテル、スキー場、旅行業に雑誌の出版など地方の活性化を進めると共に、旅先での選択肢も提供しています。

ドラマや映画では駅での撮影が必要となりますが、ロケ地としての提供も行っています。

ホテル業についてはコロナの影響を受け、稼働率がホテルメトロポリタンで28.5%、ホテルメッツで56.4%という情報が発表されています。

2021年の全国のホテルの平均が33.1%であることからホテルメッツについては健闘しているといったところですが、例年だと60%が平均値ですのであまり良い数値ではないですね。

4.コロナの影響を受けての東日本旅客鉄道の戦略

飛行機もそうですが鉄道も外出自粛・緊急事態宣言による旅行控えによる影響を受けています。

そこで、どの会社も本業以外のビジネスを伸ばしたいと発表していますね。

東日本旅客鉄道で言えば、Suica、JREの会員数を活かした事業の展開。

Suicaについてはコロナ対策のため通勤時間帯の旅客の密集分散が目的ではるのでしょうが、協力者にポイント提供といったサービスを実施しています。

通勤通学の利用者は近くの鉄道会社を利用しますので、こういた層にポイントを還元しその他のサービスに誘導するのが狙いと言えるでしょう。

絶対に利用するのが分かっていれば、高い確率で会員になってくれます。

その他、1,000億円規模のファンドの組成や、不動産リートにもとりくでんいくとの事。

勿論、本業の赤字改善も必須であるため、ワンマン運転による人員削減や自動化運転への取り組み。

夜間、早朝といった運航効率の悪い時間帯の運航削減などにも取り組んでいます。

2025年までに運輸セグメントとその他事業の売上比を6:4にする事を目標に掲げています。

5.主要株価指標に見る東日本旅客鉄道

売上

売上は2019年まで右肩上がりでしたが、コロナの影響を受けがくんと下がっています。

乗車率が30%程度の減少となっているのでこれは大きいですね。

時価総額2.7兆円であることから適正ラインといったところでしょうか?

コロナが落ち着いて、乗車率が回復する事に期待するのであれば割安?とも言えそうです。

株価も10,000円を付けていたものが、現在は7,000円とこちらも30%OFFです。

ROE

以前は10%以上を安定としてつけておりとても優秀でした。

一株益

2020年に下げていますが、7,000円で比較してもPERで14倍弱です。

少し割安感があります。

乗車率が回復し700円までもどってきたとすれば10,000万円は堅そうですね。

BPS

こちらも元々は右肩あがりであるので、運航の効率化が図られ空スペースの有効活用による賃料収入アップがあるとすれば悪くはなさそうです。

現状の株価でPBR1倍以下ですので、割安感があります。

6.東日本旅客鉄道の将来展望とまとめ

収入格差などにより、アルコールを飲まない、車を買わない若者が増加といったニュースが取り上げられています。

地方であれば交通手段とすれば車を持たざるおえませんが、東日本旅客鉄道の主戦場は首都圏です。

車の維持費はばかになりませんし、交通量も多く、すごく運転が不便な地域です。

住まいを探すにおいても、駅徒歩圏内という選択肢は大変影響があります。

そういった意味では駅と電車での移動には魅力が失われる事はないと言えるでしょう。

単に他の事業を育てるのではなく、いかに駅という集客力を活かしビジネスを展開するかが鍵となります。

駅に魅力的な何かがあるから駅に行く。そこに行きたいから電車を利用するといった、相互利用による収益力強化アップを期待したいところです。

例えば、ルミネ・アトレはどこにでもあり、似たようなテナントが入っています。

正直、毎日通うだけの魅力はないと感じます。

近くにルミネがあるから行くではなく、ルミネに行きたいから駅に行くという意識付けができたらどうでしょうか?

テナントの精査、ルミネの店舗数の厳選や、その土地あったブランドを作るといった差別化があってもよいかもしれません。

JREアプリを最近では押していますが、アプリを起動してポイントを集めるのは面倒ですし、Suicaとわざわざ連携させるのも手間です。

余計な物を沢山持ちたくないというのも消費者の心情ではないでしょうか?

そもそも交通系のカードも各社出しているので多すぎます。

東日本旅客鉄道が発行するルミネカードのようなクレジットなども含め統一化することにより、利便性アップをはかってほしいですね。

JREストアを見ると、人気ランキングの上位はカレンダーが並んでいます。

ちょと残念ですね・・・。

一部の電車通が買っているとしか言えません。

例えば、NewDaysというコンビニの商品は可能な限り地方の厳選品でまとめるというのはどうでしょうか?

東日本旅客鉄道のコンビニに行けば、地方名産品をなんでも変えるコンビニがあるとなれば、他のコンビニと差別化が図れます。

勿論、安価でどこでも手に入るものがいいというお客さんも一定数いるので周囲のコンビニの配置も考慮した品揃えが必要ですが。

それらの商品は駅に行かなくてもJREストアでお得にまとめ買いができるとなれば、相互の宣伝効果が期待できます。

多くの物を自社運営をするのも良いですが、駅は街をデザインするという使命もあります。

街と連携し美しく効率的な景観を作っていって欲しいですね。

電車運行の効率化と駅の新しい利用価値の創出によって、今後の株価上昇を期待してやまないですね。

*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。

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