楽天グループ(4755)の株価を分析する。 楽天経済圏で真のグローバルイノベーションカンパニーとなれるか?

もくじ

1.楽天とはどのような会社か?

2.楽天ポイント

3.IT関連事業の特性

4.楽天の海外戦略

6.主要株価指標にみる楽天グループ

7.楽天の将来展望とまとめ

1.楽天とはどのような会社か?

楽天市場楽天カードで有名でしたが、今ではネットでできるサービスはなんでも手掛けており、70以上のサービスを運用しています。

たとえば・・・

・楽天銀行

口座数1,000万越え、預金総額6兆円越え(中堅銀行なみです)。

・楽天ペイ・・・電子決済サービス

・楽天生命・・・保険事業(ペット保険など多くの保険サービスをカバー)

・楽天西友ネットスーパー

・楽天証券・・・証券会社(口座数はSBIと肩を並べるレベルです。)

・コンテンツ事業(Rakuten TV / Rakuten VIKI / Rakuten kobo)

・楽天キャピタル・・・ベンチャー事業投資

・楽天エナジー・・・XXX電気ですね。

・ラクマ

・レシピサイト

*アンダーラインは個人的に強いコンテンツと感じるものです。

様々なサービスを提供する事によって、多くの利用者を囲い込む=楽天経済圏を作っています。

クロスユースで会員数を増やすとIRでは説明がありますね。

2.楽天ポイント

楽天経済圏を作り上げるうえで必要となるのが共通通貨?です。

楽天会員は楽天のサービスを利用すればするほど、楽天ポイントを得る事ができます。

最近ではポイ活などと名付けられて、楽天ポイントやTポイントなどがよく雑誌やテレビで取り上げられています。

様々なサービスを用意することにより、多くの入り口を用意し、好きなサービスで少しでもお得に利用しようと思うと多くのサービスを利用する必要があります。

3.IT関連事業の特性

IT関連の事業の特性として、低コストでサービスを開始できるということです。

一般的なサービスは研究開発費用として、研究所の設置、研究材料の購入、商品デザイン料などさまざまなコストがかかりますが、IT関連事業はパソコン一つでできるので、プログラマーの人件費のみがコストでした。

また、工場などで物をつくる必要がなく、ネット上でインフラを作ってしまえば、基本的にコストをかかりません。

よって、理想的には開発者=創業者であるパターンが多いので無借金経営であったりしました。

しかし、現代では開発スピードがあがり一つのよいアイディアが出ると資金力に物を言わせ、ほぼほぼ類似のサービスを提供する会社が出てきます。

こうなると、成長スピードを上げる必要があり、宣伝広告などに力を入れる必要があるので、立ち上げ当初は数年赤字が続くというのが傾向でしょうか?

最近だと、メルカリ、ロコンドなどが顕著にその傾向が出てきています。

楽天は完全に後者であり、資金力に物を言わせ、後発でサービスを開始、既存のサービスを併用したたきつぶすという戦略です。

残念ながら,これこそNo.1はないですがNo.2、No.3を沢山持っているのと日本の企業という事で国内では信頼度は絶大といったところでしょうか?

4.楽天の海外戦略

成長スピードが海外で戦ううえでも最も重要です。

最新のサービスを開発した小さな会社を買収する、有名なプロチームのスポンサーになる事により認知度を手っ取りはやく上げるなども一つの手段でしょう。

有名な所ではサッカーのバルセロナのメインスポンサーになりましたね。

少なからず、楽天の認知度は世界的に飛躍的にアップしたのは間違いないでしょう!

5.国内市場を死守する

いざ海外市場で成功しているかというとそうともとれません。

まだまだ手探りといった段階でしょう。

海外にうってでるにあたり、国内市場で得た資金が盤石でなければなりませんが、やはりAMAZONという強敵がいます。

最近では送料無料などがニュースで取りざたされているように、流通コストでいかに対抗するかが課題ですし、楽天電話の普及も課題です。

そこで、同じく民営化して苦戦している日本郵政グループとのタッグも表明しています。

日本郵政グループは大手銀行を多くしのぐ支店を保有しています。

昨今の流行に逆流しますが、流通と営業といった点でお互いにとって強力な武器になります。

また、その先には郵貯といった銀行界の巨人とのタッグも期待ができそうです。

6.主要株価指標にみる楽天グループ

売上

売上は綺麗な右肩上がり。

毎年150億円程度伸びています。

グローバル企業であり、多種多様なビジネスを運営しているからこそできる技と言えるでしょう。

ROE

ポイントを大量に出しているので、利益率が低いものという思い込みがありましたが、まずまずです。

2017年と2018年だけみるととても優秀です。

モバイル事業への投資が響き、最近は赤字に転落しています。

EPS

赤字に転落する以前の勢いは凄いですね。

PERを20倍とすると、2,000円の値が付きます。

モバイル事業への投資が落ち着いてくれれば・・・といった感じです。

BPS

こちらは他の数値と比べると、勢いがあった時期もなく横ばいです。

投資先行型にビジネスモデルですので、仕方がないといえば仕方がないのですが、株価が1,000円を超えている現状、こころもとないです。

7.楽天の将来展望とまとめ

個人的には楽天のモバイル事業に参入表明し株価が700円前後のときKDDIと合わせて購入するかどうか悩んでいた時期がありました。

結果論からすると、1,500円まであがったので買わずに失敗した銘柄です。

KDDIは?っと突っ込まれた方がいらっしゃいますでしょうか?

こちらはその後、菅政権に代わって暴落した際に同額まで落ちたので購入し取り返しています!

話は楽天に戻し・・・モバイル事業が落ち着けば、元々稼ぐ力がある会社ですので回復すると予想されます。

日本の携帯電話市場はもっと利用方法に選択肢の幅を作り、料金設定も融通を利かせるだけの余地が海外と比べてもあるのは確かです。

携帯代が単純にサービスの質と比べて高いかどうかは全く別の話ですが・・・。

ただし、楽天のビジネスモデルとして独創性は個人的には感じられません。

新しいアイディアが生まれたら、企業規模で後発にも関わらずNo.2に位置するといった雰囲気があります。

個人的にも楽天のサービスに魅力を感じ、頻繁に使っているものはありません。

楽天市場と楽天KOBOをたまに利用する程度です。

良い面を見ると、どのビジネスでも2位の位置をとれるということは・・・

個人戦では金メダルはとれないけど、団体戦なら金メダルをとれるレベル?とも見れます。

モバイル事業の投資金額が低いなどと揶揄されていますが、逆を読み解くと低コストでやり抜けることができれば、低価格のサービスを提供でき、利益も大きくなる可能性があります。

数年先に事業が落ち着く事、ライバルの体力が落ちてくる事に期待するのであれば十分に割安であるとも言えます。

個人的にはもう少し安全圏が欲しいので様子見ですね。

*株式投資は自己責任です。投資判断は十分に注意して行って下さい。

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